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 生没年は不明ですが、紀元前850年より以前のヨアシの治世と、ユダ部族のバビロニア補囚からの帰還の間に生きていた人物と思われていて、ユダの地の預言者でした。この書の主題は、ユダの地がひどい干ばつといなごによる被害を受けた後にヨエルが発した預言の中に述べられています(1章4〜20節)。

 ヨエルは人々に、悔い改めを通して再び神の祝福にあずかれるようになると励ましています(2章12〜14節)。ペテロは五旬節の日に、人々に御霊が注がれるというヨエルの預言を引用しています(2章28〜32節)。

 第1章は、神の家における聖会の招集についてです。
 第2章には、福千年に先立って起こる戦争と荒廃が述べられています。
 第3章は末日について述べていて、すべての国民が戦いをすることになりますが最終的に神はシオンに住むと断言しています。

 神の予言者が召したのは、霊的な暗闇の中にいる人々の間で働くためです。 ヨエルも、悔い改めを拒んだ民の間で働くように召された予言者のひとりです。 彼の予言のテーマは、イザヤ、ヨナ、アモスなどと共通した、「悔い改めよ。さもなければ滅びる」というものでした。 ヨエルは特に末の、つまり現代を予言している重要な人です。 真鍮版に登場する天使モロナイは少年ジョセフを訪れた夜にヨエルの言葉を引用し、その予言は間もなく成就すると言っています。 ヨエルは、この先地上に起きる重要な出来事のひとつである「ハルマゲドン」の戦いについても、詳しく語っています。

  そのため、ヨエル書は短いながらも貴重な洞察と情報に満ちています。 それは2500年以上も前に書かれていながら、現代の人々に当てはまっています。



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