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2000/10/ 6  序文追加


 新約聖書の中の2書の内の第二の書で、紀元50年頃初めてヨーロッパを訪れたパウロが、コリントに滞在中にテサロニケ人に書き送った手紙です。テサロニケでのパウロの働きについては、使徒行伝17章に述べられています。パウロはテサロニケに帰ることを望んでいましたが、それはできなく(2章18節)、そこでパウロは改宗者を励まして彼らの近況を知るためにテモテを派遣しています。この第二の手紙はテモテが派遣から帰ってから、直ちに書かれた第一の手紙の少し後に書かれています。

 第1章には、聖徒のための祈りが記されています。
 第2章には、やがて背教が起こることが述べられています。
 第3章には、福音の目的が達せられるようにとのパウロの祈りが書かれています。



 宣教師であったパウロとシラスは、腹を立てたユダヤ人のためにテサロニケから追い出されました(使徒17章5,10節)。パウロはそこからベレヤ、次いでアテネ、コリントと回り、コリントでシラス、テモテと落ち合っています。そしてそこでテモテをテサロニケに送り、支部の状態を探らせました。新しい支部の状態を見たテモテは、教会員に勧告と慰めの言葉を残して、福音の義務と約束を彼らに再確認させたと思われます。そしてコリントに帰ってパウロに全てを報告しています。このテモテからの報告とテサロニケでの過去の経験から、使徒パウロはテサロニケの聖徒たちに手紙を書き、彼らのクリスチャンとしての模範に賞賛の言葉を送っています。

 パウロが書いたのは慰めと励ましの言葉でした。迫害や試練に遭っても、キリストの信仰に堅く立つことができるようにということからです。ほとんどがユダヤ人ではなく、異邦人の大改宗者であることから、手紙は特に異邦人の改宗者が直面する問題に触れています。それらは、一致、道徳的に清くあること、正直に働く事、これらがテサロニケの改宗者たちの抱えている問題でした。もしもテサロニケの改宗者のほとんどがユダヤ人であれば、このような問題はあまりありません。それは何故と言うと、ユダヤ人にはモーセの律法があり、家族の一致や道徳的に清くあること、6日の間よく働く事が、戒めとして与えられていたからです。
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