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2010/ 2/13  リンク修正
2000/10/ 6  序文追加


 新約聖書中にある2書の内の第一書で、紀元50年頃初めてヨーロッパを訪れたパウロが、コリントに滞在中にテサロニケ人に書き送った手紙です。テサロニケでのパウロの働きについては、使徒行伝17章に述べられています。パウロはテサロニケに帰ることを望んでいましたが、それはできなく(2章18節)、そこでパウロは改宗者を励まして彼らの近況を知るためにテモテを派遣しています。この第一の手紙はテモテが派遣から帰ってから、直ちに書かれたパウロの感謝の気持ちです。

 第1〜2章には、聖徒たちへのパウロのあいさつと祈りが記されています。
 第3〜5章には、霊的な成長や愛、純潔、勤勉、イエス・キリスト再臨についての教えが書かれています。



 第2回伝道旅行の初めの頃、パウロはテサロニケを訪れました。ルカの簡潔な表現の中に、彼がいかに多くの事柄を経験したかが書かれています(使徒17章2節)。テサロニケにきた時のパウロはどのように状況であったかというと、まず彼は、御霊の導きで旅程を2度変更し、直接マケドニヤに来ていました。またここに来る前に若いピリピ人の女性から悪霊を追い出しています。それがきっかけでシラスと共に投獄され、鞭打たれた背中が痛むのもかまわず、神への賛美の歌を歌い続けました。

 キリストが人を罪から救う力を持っていることをテサロニケ人へ説いた使徒パウロは、地が揺れ動いて牢獄の扉が開き、足かせの鎖が切れるのを目撃しながらも逃げることをしなかった人です。彼は自由になる機会よりも、獄吏にバプテスマを施す機会の方を大切にしています。そして、キリストのメッセージを携えてテサロニケにやって来た使徒パウロの胸には、このような経験がまだ昨日のことのようによみがえっていたことでしょう。テサロニケでの3回の安息日の説教と記録が保存されていたとしたら、どれほど貴重な資料となっていたことでしょうか。

 聖書を読むと、彼がキリストについて語ったことは知ることができますが(使徒17章3節)、彼がどんな問い掛けをしたのか、どのような話をしたのか、どのような聖句を用いたのかはわかりません。

 しかし、パウロイエス・キリスト再臨について話をしたことは確かです。なぜなら、彼が腹を立てたユダヤ人により町から追い出され、後にテサロニケの改宗者たちに手紙を書き送った時、再臨についてかなりの重きを置いて書いているからです。この2つの手紙を読む時、次のある教会指導者の言葉を参考にして読むと良いでしょう。

 「あなたは来るべき応報の日、主が再臨の輝きで悪人を焼き滅ぼしてしまう日に対して備えができているであろうか。否。それでは、主がこの事を速められるのではないかと気にし過ぎることのないようにしよう。ただひとつのことに私たちの思いを集中しようではないか。それは、私たち自身の心を高め、思いを清め、再臨の先駈けとなる数々の出来事に対して備えをする事である。このことを私たちの心がけとし、研究の対象とし、日々の祈りとしようではないか。主の時を忍耐強く待つことができるに、キリストの御霊を求めよう。そして、来るべき時のために備えよう。これは私たちの義務である。
 



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