第2章 研究解読



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2005/ 6/12  第2章 UP
1999/ 1/ 5  第2章7節 UP




第2章


 創世記第2章は、第1章の天地創造とは違うのではないかという疑問や意見があり、一見するとそうであるかのように見えます。しかし第2章は第1章26〜31節の説明文であると考えればそれらの問題も解決してきます。創世記から民数記、続く申命記の大部分はモーセの手によるものであると言われています。ということは、モーセが自分の時代より前の出来事を記す場合に、何らかの資料を元手にして書いていることが考えられます。この中でモーセが登場するのは出エジプト記以降です。アダムの時代からモーセまでは約2600年間あり、実際の口語訳聖書では創世記として1〜73pに納められているのに対し、モーセが登場する出エジプト記から申命記までは74〜300p、わずか120年間の記録が226pにも渡って記されています。つまり、モーセの時代の20倍以上の期間がたった73pに凝縮されていることになります。

 創世記の情報は膨大であり、また限られた紙幅に効率よく文字を並べなければならないので、細かい説明は省かれています。聖書にはこのようにある期間を凝縮した書き方でもって表現されている部分があり、特に創世記に多く見られます。また、先に書かれた文の説明が後に独特の表現を用いて掲載している場合あって、それが聖書を理解しにくくしてしまっている部分でもあり、時として読む人に混乱を起こさせたりもします。

 現代の文字文法に比べてヘブライ語の表現の仕方などは、いくら聖書が日本語に訳されているとしても日本人には慣れないものであり、当事の古代ヘブライ人の習慣を踏まえた上で読み進めなければ、その文の意味の多くはなかなか理解するところまで到達しないものです。第2章は第1章に続く新たな創造を記したのではなく、先に記された場面の解説であると考えて読み進めるとよいでしょう。




第2章7節

7節 主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹き入れられた。そこで人は生きた者となった。


 アダムが最初の肉ある者であるということは、モーセの書3章7節に「・・・地上における最初の肉なるもの、また最初の人となった・・・」と書かれています。創世記によると、アダムは地球の方の備えができるまではこの地上へは来ていませんでしたが、動物たちは既にいて、植物もありました。神はアダムを荒れた大地に置くことを良しとしなかったので、それでまず他の動物を置いています。地上はアダムを迎えるために、準備が整えつつあり、そして、アダムが来たのは、すべてが彼のために整ったときに地上へ来たと考えられます。

 「最初の肉ある者」とは、あらゆる地上の造られたものの中で最初に堕落して「死すべき者」となった存在のことです。つまり、アダム以前には他に死すべき存在はなく、この世の死も、アダムが初めて持ち込んだものであり、聖典がそれを証明しています。




第2章8節

8節 主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。


 エデンの園のあった場所は、いろいろな見解があって様々な場所が言われていますが、アメリカ大陸に「あった」という説が今の所信頼できる説のようです。地球は大洪水とその後の地殻大変動によって、地形は著しく変わっています。その後ノアの子孫が、川や他の目印となる地形に、大洪水以前つけられていた地名にちなんだ名前をつけたと見ています。このように考えると、メソポタミヤ地方にある河川に、何故もともとアメリカ大陸にあった河川の名前が使われているのかが、分ってきます。これにより、現在の河川系は大洪水以前に存在していた巨大な大陸上の河川の名残りということになります。

 アダムは死ぬ3年前ほどに子孫の中の義人を呼び集めて彼らを祝福しています。その祝福した場所は、与えられた啓示によると現在のアメリカのミズーリ州デービェス群にあり、エデンの園を追われたアダムとエバが住んだ場所であって、ダニエル7章に書かれている、アダム、またの名をミカエル及び「日の老いたる者(ダニエル書7章9〜14節)」が座するのがこの場所であると告げられています。(ダニエル書7章21〜22節、26〜27節)



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