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 サムエル記上・下巻は出版される聖書によってまとめて1書としているものもあり、2書に分けられているものもあります。

 この2書は、サムエルの誕生からダビデ王の死の直前までの約130年の期間の記録です。「神は聞きたもう」という意味の名前を持つサムエルは(第1章20節)、旧約聖書中の預言者として、エルカナハンナの間の息子に、母の祈りの答えとして生まれました。幼年時代、サムエルはシロに置かれていた幕屋大祭司の努めにあったエリのもとで育てられ、エホバ(キリスト)は年若いサムエルを預言者に任命しました。エリの死後、サムエルはイスラエルの偉大な預言者や、士師となって律法と秩序や規則にのった宗教礼拝を回復しています。


 サムエル記上28章5〜20節には、サウル王の要請でエンドルの口寄せがサムエルを死から呼び起こしたという記述があります。しかし、聖書に記述があるからといって口寄せが正しい行いであるとするのは大きな間違いです。なぜなら、この口寄せや霊媒というのは邪悪な存在の力を借りるものであって、


利己的な主張で神からの預言者を生み出すことはないからです。


 第1〜4章には、エホバ(キリスト)がエリの家族に災いを宣告して、罰が下されたことや、サムエルを大祭司と士師の職に任命したことが書かれています。
 第4〜6章には、契約の箱(アーク) がぺリシテ人の手に渡ったいきさつが記されています。
 第7〜8章には、偽りの神々と悪い王を持つことに対するサムエルの警告が書かれています。
 第9〜15章には、サウルの戴冠と王としての彼の治世が述べられています。
 第16〜31章には、ダビデの経歴と彼が力をつけていく様子が描かれています。サムエルは巨人ゴリアテを倒したダビデに油を注ぎましたが、サウルはダビデを憎んでいました。しかしダビデにはサウルを殺す機会があっても、それをしなかったことが記されています。



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