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2000/ 7/30  序文追加


 ハバククは紀元前597年頃エホヤキンの治世の時代に、民の罪悪について語ったユダ王国の預言者です。

 第1章には、エレミヤ書12章や近代の啓示の書121章などによく似た、(キリスト)と預言者の間で交わされた言葉が記されています。ハバククは悪人が栄えている様子に心を悩ませていました。
 第2章で、神はハバククに忍耐するように勧告して、義人は信仰によって生きるようにと教えています。
 第3章には、神の公正さを知ったハバククの祈りが記録されています。



 この書はほかの預言書とは著しく違っていると言われています。他の預言書は大半が民に対する神の言葉を載せているのに比べて、ハバクク書では、預言者が民の代表として神に向かって語り、挑んでいます。その書き出しは、ユダの暴虐、紛争、広範な腐敗に対して、神がまるで心を留めていないかのように思えることを不満とした言葉で始まっています。神の正義と神聖さをよく知っていた預言者には、そのことが理解できず、神はそのつぶやきに対して、やがてカルデヤ人を興すと述べています。ところが預言者には、残酷凶暴なカルデヤ人を使って、それよりも正しい民に罰を下さなければならないことについて納得がいかず、神の返答にますます困惑するばかりでした。

 しかし神は、義人は信仰によって生きる一方で、カルデヤ人の勝利は一時的であり、ついには破滅すると指摘します。抑圧されていた国々は、カルデヤ人の衰亡をすぐに喜び始めたということもあるでしょう。彼らに対する預言者の「嘲笑歌」は、敵の悪徳や様々な残忍さについて5つの災害を歌うという形をとっています。この書は、3つの表題で「預言者ハバククの祈」と呼ばれる美しい賛歌で終わっています。



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