キリスト教徒から見た心霊現象


はじめに
忍の霊体験


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2010/ 9/ 2 はじめに 霊  追加・改定
2010/ 8/28 はじめに 霊  追加 


はじめに


 聖書の中には世間で言う「霊現象」のような記述があります。サウルが口寄せによってサムエルの霊を呼び出したなどがいい例でしょう。キリスト教では一部を除き、このような現象について話す事をタブー視する傾向にあり、教会としては一般的ではありません。別にやってはいけないということではないにしろ、ちまたで起きる霊現象なるものに関して何か話し合いがあるなどほとんど聞かないものです。

 私、忍はキリストを信じる「キリスト者」ですが、キリスト教徒として霊現象について考察してみようと思いました。書いてあることは忍個人の見解であり、キリスト教を代表するものではありません。よって読む人の良心で判断してください。

 このような幽霊、死霊、悪霊、生霊など霊的ではないと思われる方はここから先に進まないほうがよいでしょう。

 また内容を予告なく変更する場合があることを前もってお知らせ致します。




 霊ってなんでしょうか。色々な定義がありますが、ここでは死んだ人の霊と死んだことのない霊である悪魔とは区別して考えていきます。

 まず死んだ人の霊ですが、キリスト教では一般的に死んだ人の霊は神のもとへ帰ると言われています。そうであるならばこの現世に死んだ人が起こす霊現象は存在しないことになります。それを根拠に霊現象は悪魔が起こすものであると考えることもあって、この考えは欧米に多く見られる傾向にあります。つまり霊現象は悪魔的なものであると考えるわけですね。

 日本ではどうかと言うと悪魔的というよりはもっと世俗的と言いましょうか、霊現象とは死んだ人が起こすものという定義がほとんどです。そこに「悪魔的」という西洋思想はほとんど見られません。といいますのも、元々日本には悪魔的霊現象という考えはなく、激しい霊現象は悪霊や怨霊といった恨みを持って死んだ人の霊であるという定義付けあり、これは現代でもあまり変わっていません。

 また日本には妖怪というジャンルがあって、そこには「鬼」というものがあります。この鬼というのもまた色々な定義が日本各地にあって見解に差があります。西洋では鬼を「デーモン」「デビル」と定義付けすることもあります。しかし日本で言われる赤鬼青鬼はもっと違う性格を持つ場合があって、鬼=悪いものという定義は「勝者側」の見解である場合があって興味深いものです。

 西洋での妖怪じみたものの代表は吸血鬼でしょう。形態はその国その土地によって差がありますが、基本はキリスト教に関係のあるものです。

 その影響もあってなのか、欧米では悪魔信仰と吸血鬼崇拝が顕著に見られます。日本ではごく一部の邪悪なカルト新興宗教でしか見られないような、人の生き血や動物を捧げる、又は醜悪な性行為で交霊術を行うものは欧米では珍しくありません。これは聖書にも記載のあるもので、これを行ってきた民族は邪悪さが頂点に達したとき民族ごと滅ぼされたり、奴隷として他国へ売り渡されたりしてきました。

 私は小学生の頃から怖いながらもこれら霊現象に強烈な興味があり、その手の本は相当数読んだり集めたりしていました。知識が多くなるにつれ、自分なりの見解を持つようになっていきました。そこには当然キリスト教の影響もあります。

 聖書中によく出てくる偶像崇拝の主たるものは「悪魔信仰」です。一見対象が太陽であったり月であったり天空の星たちであったり、または地上の山や気象現象、動物や植物を、更には人間そのものを神として崇めたりしてきましたが、最終的には没落しています。このような悪魔崇拝は上記のように生き血や動物の犠牲、ひどい場合は人を捧げ者として殺す局面に至るからです。

 しかしここでの注意点は、対象物を神として崇める場合と象徴として使う場合とでは大きな差があるというとです。日本などで多く見られますが、神社仏閣などはそのほとんどが象徴であり、それらが神であるとするものは見られません。とはいえ、これらのものを利益目的で悪用する団体は存在しています。私の見解ではその中心にこそ「悪魔」が座しているのだと考えています。

 悪魔が引き起こすものと死んだ人の霊によるものとでは、考えが進んでいくうちにその境界があいまいになってしまいます。よって悪魔と霊現象とはある程度の区別をして考察していきたいと思います。

 現在では霊についてジャンルわけのようなものが行われていたりするので、私なりの見解を述べてみましょう。ちなみに私には世間で言う「霊能力」などは全くありませんが、霊に遭遇したなどの霊体験はいくつかあります。


地縛霊 この霊は土地に住み着く、あるいは特定の場所に想念がありそこから離れない霊と言われます。私は見たことがないものです。
浮遊霊 死んだ後も生きている人々の世界をうつろい歩く霊と言われます。幾度かそれらしいものを見たことがあります。
悪霊
怨霊
非常に強い恨みや怒りを持った霊です。生前、自分の受けた仕打ちへの仕返しをするものです。見たことはありませんがそのような霊はいると思います。
生霊 まだ生存している人の霊が、肉体から離れて行動する霊です。
水子霊 この世に生まれる前に死んでしまった子供の霊です。これに関しては独自の見解を持っておりますので別項で考察したいと思います。私個人としまして水子霊はないと考えていますが、水子供養などを根本から否定するものではありません。しかし水子の霊なるものになり代わって障りを起こす霊は存在すると思います。
動物霊 この地球に生存するあらゆる動物の霊です。聖書学見地から言いますと、全ての動物には霊があるとされています。こっくりさん(狐犬狸)として日本では有名です。


 技術の進歩によって、昔は霊という存在を証明する手段として写真が用いられてきました。今では写真に加えてビデオカメラや携帯動画など、実際に霊が動く様子を捕らえたものが出てきました。

 しかしながら一部の人の手によって「作り物」が横行し、動画で撮影されたものを簡単に信じるわけにはいかなくなったというのが現状です。中には本物もあるのでしょうが、出自のあやしい物ならほとんとが作り物と見ていいでしょう。


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