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2000/ 8/ 8  序文追加


 エゼキエルとはこの書を書いた預言者の名前です。

 彼はザドクの家系の祭司であり、ネブカデネザルにとりことして連れ去られたユダヤ人の一人です。エゼキエルはユダヤの補囚の民とともにバビロンに住み、紀元前592〜570年の22年間預言者として働いています。

 エゼキエル書は4つの部分に分けることができます。
 第1〜3章には、神の啓示とエゼキエルへの召しが述べられています。
 第4〜24章には、エルサレムへの裁きとその原因が書かれています。
 第25〜32章では、国々への裁きの宣告です。
 第33〜48章には末日のイスラエルに関する示現が書かれています。




 神はエゼキエルを通して、強情な堕落したイスラエルに警告や叱責、また正義や裁きの言葉、そして彼らの不義を憤り、悔い改めを願う気持ちを明確に示す愛と慈悲の教えを与えました。神は、各人が自分の行いに責任を求めること、与えられた選択の自由の用い方によって報いや罰を受けることも教えています。また主(イエス・キリストエホバ)は、父なる神の勧告を拒めば、必ず裁きを招くことを教えました。


神の裁きは、必然的に罰を伴なうものであり、罪人を一掃するために定められたものですが、悔い改めて悪から離れる人には、憐れみ、愛、許しという神の祝福を必ず得られることも教えています


 これらの原則は個人にも国家にも当てはめることができるでしょう。従って、エゼキエルの預言を受けたユダやイスラエルの民全体にも、イスラエルの一人一人にも当てはめることができます。神は罪人を正しいとはしませんが、もし彼らが聖約の自分の分を果たすのなら、その人を見捨てることはありません。エゼキエルの時代に聖約の民は神を拒んだために、悪の道から離れるには、艱難や悲しみの火で精練される必要がありました。


神はその正義ゆえに艱難を許し、その限りない愛と憐れみゆえに、悔い改めた人には許しと命を、そして神に立ち返った時には、イスラエルにかつて与えられた全ての祝福を回復する


という約束を変わらず示しています。



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