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2000/ 7/ 1  序文追加


 エステルとはエステル記に登場する主要人物で偉大な信仰を持つ女性で、自分の民を滅亡から救うために働きました。
 この書には、王妃であったエステルの偉大な勇気の物語が描かれています。

 第1〜2章には、ユダヤ人モルデカイの養女であったユダヤ人エステルが、その美しさの故にペルシャの王妃として選ばれた経緯が記されています。
 第3章には、王宮で王の次に権力を得ていたハマンがモルデカイを憎み、すべてのユダヤ人を殺害するための計画を王とハマンが立てていることについて書かれています。
 第4〜10章には、エステルが大きな危険を冒して自分がユダヤ人であることを王に明かして、王とハマンの計画の取り消しを許されたことが書かれています。



 エステルの美しさは、周りの美しいものに鳴れ切っていたペルシャ王の目を引きつけるほどでした。そしてそれは外見的な魅力と、内面的な美を示す霊的な資質、忠節、愛、献身が結びついた美しさと言われています。彼女は従順で勇気があって、謙遜かつ信仰深かったので、自分の民を滅ぼそうとする悪人のたくらみを覆して、神の誓約の民を、意図された絶滅計画から救っています。このエステルの物語は、ユダヤ人にとっては神聖なものであり、全ての人の心を動かさずにはおかないものとなっています。なぜなら、エステルは勇気を持って自己の信念と自分の民とを守ったからです。エステルという名前はペルシャ語で「星」を意味しており、これは象徴的に多くの意味を示しています。誠にこの女性にふさわしい呼称と言えるでしょう。



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