聖書用語「な」行






聖書用語「な」



ナアマ

 旧約聖書中の人物カインの子孫であるレメクの2人の妻のうちの1人であるチラの娘で、トバルカインの妹です(創世4章22節)。

ナアマン

 旧約聖書中の人物で、シリアの王の軍勢の長です。ナアマンはライ病になりましたが、イスラエル人の娘の信仰により預言者エリシャに会うためにイスラエルへ行っており、言われた通りにヨルダン川で7度体を洗ってライ病を癒されました(列王下5章1〜19節、ルカ4章27節)。

ナイル川

 アフリカ大陸の北東部を流れる全長6695kmある世界最長の大河です。ビクトリア湖を源とする本流は白ナイル、アビシニア高原を水源とする支流は青ナイルと呼ばれ、スーダンの首都ハルツーム付近で合流してスーダンのヌビア砂漠、エジプトのリビア砂漠を貫流し、地中海に注いでいます。河口に大三角州を形成し、古代の中流域には黒人の国クシュ王国が、古代エジプトには多くの石造建築物が建てられて繁栄していました。

 聖書では、エジプトの王パロが力を着けてきたヘブライ人に対して、彼らの子供をナイル川に投げ込んで勢力の弱体化を謀った出来事として記されています(出エジプト第1章15〜22節)。旧約聖書最大の預言者モーセは、パロの政略によって幼少の頃にナイル川に流されています(出エジプト第2章1〜10節)。

ナオミ

 旧約聖書中の人物で、義にかなった女性であり、エリメレクの妻です(ルツ1〜4章)。エリメレクとナオミは、飢饉を避けて家族をモアブへ連れて行きました。エリメレクと2人の息子マロンとキリオンの死後、ナオミは死んだ息子の嫁ルツと共にベツレヘムに帰っています。

ナグ・ハマディ文書

 異端とされたグノーシス派が残したとも言われる書簡です。

ナザレ

 ガリラヤ湖西方の丘陵地帯にある村落で、イエス・キリストの故郷です(マタイ2章23節)。イエスはナザレの会堂で教えを説き、自身がイザヤ61章1〜2節の預言を成就したことを宣言しています(マタイ13章54〜58節、マルコ6章1〜6節、ルカ4章16〜30節)。

ナジル人

 神に特別な誓願をかける人のことを言います。サムソンサムエル(サムエル上第1章11節)、バプテスマのヨハネの3人がナジル人として記録されています(民数記第6章1〜21節)。

ナタナエル(バルトロマイ

 イエス・キリストに選ばれたガリラヤのカナ出身(ヨハネ21章2節)の12使徒の1人で、一般に、ナタナエルとバルトロマイは同一人物と考えられており、ピリポの友人です(マタイ10章3節、マルコ3章18節、ルカ6章14節、ヨハネ1章45〜51節)。ナタナエルという名はヘブライ語に由来する名で、「神は与える」という意味があります。タルマイと呼ばれる人物の息子ではないかと考えられています。キリストはナタナエルのことを、心に偽りのないイスラエル人と言いました(ヨハネ1章47節)。

ナタン

 旧約聖書中の人物で、ダビデ王の時代の預言者です。ダビデが神のために神殿を建てたいと申し出た時、神はナタンに、それを建ててはならないとダビデに告げるように命じています。ナタンはまた、家来のウリヤを死に追いやり、その妻バテシバを奪ったことでダビデを痛烈に責めています。(サムエル下11章2〜27節12章1〜9節)。ザドクはナタンと共に、ダビデの子ソロモンに油を注いで王としました(列王上1章38〜39、45節)。

ナダブ

 アロンの四人の息子の内の長子で祭司となりましたが、神の儀式を軽んじ、神の火によってシナイの荒野で焼き殺されました(レビ記10章1〜2節、民数記3章2、4節)。

ナダブ(イスラエル)

 紀元前909〜908年の2年間に父ヤラベアムに代わってイスラエル王国を統治した王です。彼は先祖ダビデの道に従うことなく神に背いた後、アヒヤの子バアシャに殺されて王位を奪われています(列王下15章25〜28節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

七週の祭り・五旬節(ペンテコステ

 除酵祭と呼ばれる祭の1つで、過越の祭の後に行われる1日だけの祭です。人々が刈り取って持って来た大麦の束を、祭司が、神の前に振ってささげる、その日から50日目に祝うものです。キリストが死んだ後弟子たちに聖霊が下ったことを記念して、多くのキリスト教会では、この日を聖霊降臨日とも呼びます。(聖書における祝いと祈り

ナフタリ
 ヤコブの12人の息子の中の5番目の子で、ラケルのつかえめビルハの2番目の子供です(創世記30章7〜8節)。ナフタリにはヤハジエル、グニ、エゼル、シャルムの4人の子供がいました(歴代史上7章13節)。
ナフタリの部族
 ナフタリに授けられたヤコブの祝福は、創世記49章21節に記されています。また申命記33章23節には、この部族に対するモーセの祝福が記録されています。

ナブルス

 イスラエル国パレスチナ自治区内、北のエバル山と南のゲリジム山の間にある都市で、聖書中では「シケム」という名で登場しています。

ナホム書

ナボニドス

 発掘された碑文により、バビロニアの王ベルシャザルの父であると考えられている人物です(ダニエル5章1節)。(バビロニアとユダ征服

ナボポラッサル

 バビロン捕囚を行ったバビロニアの王ネブカデネザルの父です。(バビロニアとユダ征服

ナホル(セルグ)

 旧約聖書中の人物セムの系図に登場する人物で、アブラハムの祖父にあたり、父の名はセルグといいます(創世記11章22節)。アブラハムの父テラを生んで119年生きました(創世記11章24節)。

ナホル(アブラム−アブラハム)

 旧約聖書中の預言者アブラハムの兄弟です(創世記11章26節)。彼はアブラハムとナホルの兄弟ハランの娘であるミルカを妻にしました。(創世記11章29節)

南極大陸

 南極大陸は既に古代から知られており、中世にピリ・レイスという人物による「南極大陸の書かれた海図」が発見されています。






聖書用語「に」



「2階の広間」の家

 イエスと12使徒が過越を祝った2階の広間の家が、どこにあったのかは定かになっていませんが、伝承によるとエルサレム南西部の古代の城壁の内側の所とされています。ここでイエスは聖餐の儀式定め、だれが裏切り者であるかを示しました(ヨハネ3章21章)。またヨハネによる福音書の13、14章に記されている教えを説いたのもここでのことであると考えられています。

苦よもぎ

ニコデモ

 新約聖書に登場するユダヤ人の義人の指導者で、パリサイ人の彼はユダヤ議会サンヒドリンの一員であったと考えられています(ヨハネ3章1〜21節)。パリサイ人に対してキリストを弁護して(ヨハネ7章50〜53節)、イエスの埋葬のために香料を持ってきました(ヨハネ19章39〜40節)。

ニスロク

 アッシリアの王セナケリブが崇拝していた異教の神です(列王下19章37節)。

偽預言者

 神の霊感を受けずに、自分勝手な嘘や偽りごとを述べる人です。聖書では占い師や魔術師同様、悪人として扱われています。(古代の預言者と聖見者・偽預言者、エゼキエル第12章27節第13章1〜16節、マタイ第23章14節、黙示録第20章7〜10節第21章8節

ニネベ

 旧約聖書に記されているアッシリアの首都の地名で現在のイラクにあり、200年以上にわたってチグリス川東岸の商業の中心地となっています。アッシュールバニパル王の頃に最も栄えて、紀元前606年にアッシリア帝国の滅亡と同時に陥落しました。紀元前612年にメディアバビロニアの連合軍に破壊されています。アッシリアの王セナケリブはニネベの異教の神ニスロクを神殿で礼拝していたときに息子たちに殺されています(列王下19章36〜37節)。この町には預言者ヨナが悔い改めを叫ぶために遣わされ、ニネベの人々はそれを受け入れて悔い改めました(ヨナ1章1〜2節、3章1〜10節)。イエス・キリストはユダヤ人に対して、悔い改めとしてニネベの例を挙げています(マタイ12章41節)。古名はニヌアといいます。(創世記第10章

ニムロデ

(創世記第10章

乳香

 アフリカのソマリア沿岸山地原産、高さは約6mのカンラン科の常緑高木です。葉は奇数羽状複葉で、小葉は7〜9対あり披針形で縁に鋸歯があります。花は白または淡黄色の小さな五弁花で樹幹を傷つけて得られる樹脂も乳香といい、古くから薫香料として珍重しています。聖書では薬品に油を混ぜて練った外用薬である「膏薬」として使用されることがありました。ギレアデの地が有名な産地として挙げられています。(エレミヤ第8章22節






聖書用語「ぬ」



ヌン

 旧約聖書中の人物でヨシュア記に記されている、エフライム族出身のヨシュアの父です(民数記11章28節、13章8節)。






聖書用語「ね」



ネゲブ

 イスラエル南方の地域の地名です。丘陵や山岳、砂漠から成る地域です。(エゼキエル第20章45〜48節

ネコ

 エジプト第26王朝(BC664〜525)の時のファラオ(パロ)で、ユダ王国の王ヨシヤをメギドの地で殺したと言われています(列王下23章29〜30節、歴代志下35章22〜24節、エゼキエル第19章1〜9節)。(古代エジプト

ネバテ

 旧約の人物でイスラエルの王ヤラベアムの父です。(列王記上11章26節)

ネピリム

 旧約聖書に記されている巨人のことです(創世記6章4節民数記13章33節サムエル上17章4〜7節、歴代志上20章4〜8節、モーセ7章15節8章18節)。

ネブカデネザル(ネブカデレザル)

 列王記下に記されているユダの国ヨシヤ王の子エホヤキム王(エリアキムまたはエコニヤ、コニヤ)やゼデキヤ王(マッタニヤ)の時代に攻め上って来て、第3次バビロン捕囚を行ったバビロニアの王です(列王記下第25章1〜7節、エレミヤ52章28〜30節)。父ナボポラッサルに代わり、紀元前613年頃に即位しました(エレミヤ第25章1節)。彼が捕らえてきた人々の中には、捕囚地にエレミヤエゼキエルなどの預言者、バビロンの宮廷にはダニエルがいます。ペルシア王妃アミュティスと政略結婚して、王妃のために世界の七不思議の一つ「空中庭園」を作りました。

 ネブカデネザルの後にエビルメロダクが王となっています。エレミヤ書では「ネブカデレザル」と記されてあります(エレミヤ21章2節)。(バビロニアとユダ征服

ネブザラダン

 バビロニアの王ネブカデネザルの重臣で、ユダの王ゼデキヤが捕囚された後にエルサレムに来て神殿を焼いて城壁を壊し、多くの人をバビロンに捕らえて行った人物です(列王記下25章8〜22節)。(バビロニアとユダの征服 ユダの降伏

ネバヨテ

イシマエルの12人の息子の中のひとりです。

ネフシ

イシマエルの12人の息子の中のひとりです。

ネヘミヤ

ネロ

 新約聖書に記されているローマの皇帝です。ネロは利己的な暴君であり、パウロが上訴しようとしたカイザルとはネロのことです。(使徒行伝25章8〜13節)。彼は紀元64年のローマの大火の責任をキリスト教徒に負わせて、教会への初めての迫害を行い、68年頃にペテロ、パウロを処刑したと言われています。皇帝の在位は紀元前54〜68年の間です。






聖書用語「の」



ノア

 旧約聖書中の人物レメクの息子であり、アダムから数えて10人目の族長です(創世5章29〜32節)。ノアはキリストについて証をして、邪悪な世の人々に悔い改めを宣べ伝えました。ノアの時代に起こった大洪水は、聖書だけでなく多くの古代歴史書に見られており、神の命によって山の上に作った箱舟に多くの動植物を載せて大洪水を乗り切っています(創世6章13〜22節、モーセ8章16〜30節)。ノアが500歳の時には、ヤペテセムハムの息子たちは誕生していました(モーセ8章12節)。洪水の後350年生きて、950歳で死んでいます(創世記9章29節)。

ノド

 神の前を去ったカインが住んだ地で、エデンの東にあると言われています(創世記4章16節)。



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