聖書用語「あ」行





聖書用語「あ」



アーク

 アークという言葉は、モーセたちが作った契約の箱と、ノアが作った箱舟の両方に使われることがあります。

アーメン

 「そうでありますように」あるいは「そのとおりです」という意味です。これは、心から厳粛に受け入れて同意すること(申命27章14〜26節)、あるいは自分の語ることが真実であること(列王上1章36節)、を示すために述べる言葉となっています。今日では、祈りや証、話の後で、同意して受け入れたことを示すために、それを聞いた人々がこの言葉を声に出して唱えています。旧約の時代には、誓いを立てるときに「アーメン」と唱えるように求められていました(歴代上16章7、35〜36節、ネヘミヤ5章13節、8章2〜6節)。キリストは「アァメンたる者、忠実な、まことの証人「と呼ばれています(黙示録3章14節)。またこの言葉は、聖約のしるしとして用いられることもありました。

哀歌

贖い主

 贖罪によって全人類の罪の代価を払って、万人が復活できるようにした人物である、イエス・キリストのことです。このHPで扱っている数々の書はイエスが贖い主であることを証しています。

アガポ

悪魔、悪霊

 サタンとかルシフェル、黎明の子、明けの明星とも呼ばれており、義の敵であって、また神に従おうとする人々の敵です。実際には地上の人々と同様神の霊の子であり、かつては神の前で権威を持っていた天使でした(イザヤ書14章12節)。しかし前世で神に背き、天上の神の霊の子の3分の1を巻き込み、背かせています(黙示録10章4節、モーセ4章1〜4節、アブラハム3章27〜28)。かれらは天から投げ落とされ、肉体を受けて現世の生活を体験する機会を与えられず、やがては永遠の罰の定めを受けると言われており、悪魔は天から投げ落とされて以来、絶えず全ての人を欺いて神の業から遠ざけて、自分と同じように惨めな状態にしようとしています。(サムエル上第16章14節、マタイ16章23節、17章18節、25章41節、黙示録12章9節、アブラハム3章28節)

アサ

 旧約聖書の人物で、紀元前911〜869年の41年間に父アビヤムに代わって統治したユダ王国の3代目の王です。列王紀上15章14節に記述があり、彼は在位中に軍隊を強化してエチオピアの100万の軍隊を全滅させてエジプトのくびきを断ち、偽りの偶像を取り除いて、民にエホバを求めるという誓いを立てさせています。そのような業績のある王でしたが、足が病気になった時に神の助けを求めず、それがもとで死にました。また、アサとイスラエルの王バアシャの間には戦争が常にありました(歴代志下14〜16章)。ダビデの町に葬られた後、息子ヨシャパテが王となっています(列王上22章41節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アサリオン

 新約時代の貨幣制度の単位で、4コドラントが1アサリオン、10アサリオンが1デナリとなります。(マタイ10章29節、ルカ12章6節)

アザリヤ(ウジヤ)

 紀元前792〜740年の52年間に父アマジヤに代わって16歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王で、母エコリアから生まれました(列王下14章21節、歴代志下26章1〜4節)。父アマジヤに従って神の道に歩んで多くの祝福を受けますが、後年になって高ぶりから神に撃たれてらい病人となり、息子ヨタムが国を治めました(歴代志下26章)。列王記下では「アザリヤ」、歴代志下では「ウジヤ」と表記が違っています。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アザリヤ(ラファエル)

 旧約聖書外典トビト書に登場する天使ラファエルが、雇い主トビアに対して自分が天使であることを隠したときに使った名です。

アシケナズ

 旧約聖書中の人物、ヤペテの子ゴメルの長男です(歴代上1章5節)。

アシケロン

 ペリシテ人(パレスチナ)にある町の一つです。

アシドド

 ユダの王ウジヤペリシテ人と戦って攻め取ったペリシテ人(パレスチナ)の町です(歴代志下26章6節)。後にヒゼキヤ王の時代にアッシリアの最高司令官タルタン(列王下第18章17節)によって陥落しました(イザヤ第20章1節)。

アシュル

 旧約聖書中の人物で、ノアの次男セムの次男です。

アシラ像

 イスラエルの民が邪悪だった時に崇拝していた邪神「アシラ」をかたどった像です(申命記第7章1〜5節)。アッシュール神、もしくはアシラ、アシュラなど、最高神として置かれた神々の名にちなんで名付けられた古代王国がアッシリアです(行方知れずの部族)。アシラの記述には「石柱」と一緒に記される場合や、「高き所」、「像を焼く」といったことが書かれてあるので、アシラ像は丘の上などの周辺より高い場所等で石柱を多く立てた建築物の中に、木像製のアシラ神を刻んだものであることが推測できます(歴代志下14章3節、15章16節)。また「アシラ」とは森や木立を意味しているとも考えられています。士師ギデオンはバアルとアシラ像を倒したことから、「エルバアル」と呼ばれました(士師記第6章28〜32節)。(古代及び現代の偶像崇拝

アセナテ

 旧約聖書中の人物オンの祭司ポテペラの娘で、ヤコブの息子ヨセフの妻です(創世記41章50節)。

アセル
 旧約聖書中の人物で、ヤコブとレアのつかえめジルパの間に生まれた8番目の息子です(創世記30章12〜13節)。


アセルの部族
 ヤコブはアセルに祝福を授け(創世記49章20節)、モーセはアセルの子孫に祝福を与えました(申命記33章1節、24〜29節)。アセルの子孫は、「えりぬきの大勇士」と呼ばれました(歴代史上7章40節)。

アダ

 旧約聖書中に記されているカインの子孫、レメクの2人の妻のうちの1人で、ヤバルユバルを産んでいます。ヤバルは天幕に住み、家畜を飼うものの先祖となり、ユバルは琴や笛を執る者の先祖となっています。(創世記第4章17〜22節

アダム

 アダムは地上の人類の始祖、族長です。エデンの園での背きにより(創世記3章、モーセ4章)、アダムは堕落し、死すべき人となりましたが、それは人類がこの地上で進歩するために必要な1つの段階です。従ってアダムとエバは、人類に成長の機会を与えるという役割を果たしたということで賞賛されています。アダムは日の老いたる者であり、またミカエルという名前でも知られています(ダニエル書7章、創世記6章8節))。アダムは天使長と言われ、イエス・キリストの再臨に先立ち、人類家族の長として再び地上を訪れると言われています。

 参照箇所 創世記「第1章26〜2728、31節、第2章7〜8、9、15〜17、18〜25節、第3章、第5章5節」 モーセの書「第2章26〜31節第3章7〜915〜1718〜25節第4章第5章4〜8節第6章12節第6章51〜68節」 アブラハムの書「第4章26〜31節第5章7〜1314〜21節

アタリヤ

 紀元前841〜835年の6年間に息子アハジヤに代わってユダ王国を治めた女帝です。アタリヤによって王家の子らが殺され始めたので、王の妹エホシバは、まだ幼かった王の息子ヨアシを匿いました。エホシバの夫である祭司エホヤダに殺された後、アハジヤの息子ヨアシが王となりました(列王下11章、歴代志下22章10節〜23章21節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アッシュールバニパル

 紀元前668〜627年頃の間にエサルハドンに代わってアッシリアを統治した、アッシリア最後の王であると考えられている人物です。この王の記録には、アッシリア人がどれほど残虐であったかを示す碑文が見つかっています。アッシュールバニパルの治世にゾロアスター教が国内に取り入れられています。紀元前663年頃にエジプトのテーベを占領しました。アラム語では「オスナパル」と呼びます。(ナホム第1章1節)(行方知れずの部族

アッシリア、アッスリヤ

 アッシュール神、もしくはアシラ、アシュラなど、最高神として置かれた神々の名にちなんで名付けられた古代王国がアッシリアです。イスラエルの宿敵バビロニアと同様、旧約の時代に長期にわたって、シリアパレスチナの国々の多くを支配しました(行方知れずの部族)。アッシリア人は紀元前12世紀中ごろから紀元前7世紀末にかけて大きな勢力を振るっていましたが、安定した政治体系を確立することはできませんでした。彼らは火と剣で敵を壊滅させる、あるいは民の大部分を帝国内の他の地域に追究して弱体化を図るなど、恐怖による統治を行っています。征服された人々の敵意は消えることなく、帝国の全歴史を通して反乱が頻発しました。

 イスラエル北王国の多くの人を国内に捕虜として連れ去っています。後期の統治時代には古代ペルシアの国教となったゾロアスター教が取り入れられ、紀元前612年頃(605年頃)、メディアと新バビロニアに滅ぼされました。

 聖書に登場する王は、アッシュールナシルパル2世、シャルマネセル3世、テグラテピレセル3世シャルマネセル5世サルゴン2世セナケリブエサルハドンアッシュールバニパルがいます。(列王下第18〜19章、歴代志下第32章、イザヤ第7章17〜20節、第10章、第14章24〜27節、第19章37節)

アデビエル

イシマエルの12人の息子の中のひとりです。

アデランメレク

 アッシリアの王セナケリブの息子で、首都ニネベにおいて兄弟シャレゼルとともに父王を殺し、アララテの地へ逃げました(列王下35〜37節)。

アドナイ

 ユダヤ人が神聖な語と見なした「ヤハウェエホバ)」という言葉の代わりに使用したの別名です。

アドナイ・エレ

 創世記22章14節に出てくる地名です。アブラハムがイサクをいけにえにしなければならないという試練に遭った時に、イサクの代わりに雄羊を燔祭として捧げた場所です。

アドニゼク

ヨシュア第10章1節

アナトテ

 イスラエルの12部族ベニヤミンに与えられた嗣業の地にある地名です。預言者エレミヤはアナトテの出身で(エレミヤ1章1節)、土地を受け継いでいます(エレミヤ32章6〜44節)。

アナニヤ(エルサレム)

 新約聖書中の人物で、妻のサッピラと共に、神に奉献した金銭の一部を差し出さずに、神を欺いています。それをペテロに見破られ、2人は地に倒れて息耐えました(使徒行伝5章1〜11節)。

アナニヤ(ダマスコ

 ダマスコにいたキリストの弟子で、パウロバプテスマを施しています。使徒行伝9章10〜18節、22章12節。

アハジヤ(イスラエル)

 紀元前853〜852年の2年間に父アハブに代わってサマリヤでイスラエル王国を統治した王です。アハジヤは邪悪な父の道、ヤラベアムの罪に従ったので神から怒りを買いました。エリヤの予言通り死んだ後は、子がなかったので兄弟ヨラムが王となっています(列王上22章51節〜列王下1章18節、歴代志下20章35〜37節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

アハジヤ(ユダ)

 紀元前841年の1年間に父ヨラムに代わって22歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王です。母は邪悪なイスラエルのオムリ家の孫娘アタリヤで、その影響を受けて神に背き続けました。預言者エリシャによって王の宣言を受けてイスラエルの王ヨラムを撃ったエヒウに殺された後、タビデの町に葬られました。アタリヤによって王家の子らが殺され始めたので、王の妹エホシバは、まだ幼かった王の息子ヨアシを匿いました。アハジヤが死んだ後は、母アタリヤが国を治めています(列王下8章25〜29節、9章27〜29節、歴代志下22章1〜9節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アハシュエロス、アハスエロス(クシャヤルシャ、クセルクセス)

 紀元前485〜465年頃に古代ペルシア帝国首都スサの宮殿で統治していた王です。エズラ記(エズラ4章6節)やエステル記(エステル1章1〜2節、第1章4〜12節)に記されています。ユダヤ人モルデカイを謀殺しようとしたハマンを死刑にして、ユダヤ人の虐殺(エステル第3章1〜6節)を防ごうとした王妃エステルを助けました(エステル6章)。

アハズ

 紀元前732〜715(734〜717)年の16年間に父ヨタムに代わって20歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王です。アハズはイスラエルの王たちの道に従ってバアルのために子供を火に焼いてささげるなど、神の道に背きました(列王下16章1〜4節、歴代志下28章1〜4節)。この邪悪な行いによって神のよってのろわれて、シリア人やイスラエルの王ペカに撃たれており、ペカはユダ王国の民12万人を殺して20万人を捕虜にしています。しかし預言者オデデによって民は解放されました(歴代志下28章5〜15節)。アハズはアッシリアの王テグラテピレセル(テグラテ・ピルネセル)に神殿にある金と銀の器を送ってイスラエルからの攻撃をさけるために応援を要請したり、ダマスコにある異教の祭壇を祭司ウリヤに作らせています(列王下16章5〜16節、歴代志下28章16〜25節)。タビデの町に葬られた後は息子ヒゼキヤが王となりました(列王下16章20節、歴代志下28章27節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者イザヤ第14章28〜32節

アハブ

 旧約聖書中の人物で、紀元前874〜853年の22年間に父オムリに代わってサマリヤイスラエル北王国を統治した、非常に邪まな強権を誇った王です。シドンの王女イゼベルと結婚し、彼女の影響によってイスラエルにバアルとアシタロテへの礼拝が持ち込まれています。そのため、予言者を殺して滅ぼそうとの企てを立てました。アハブの時代には預言者エリヤがいました。サマリヤに葬られた後息子アハジヤが王となっています(列王上22章37〜40節)。(列王紀上第16章29〜33節、18章13節、列王紀下第3章2節)。イスラエル王国とユダ王国の統治者

アビウ

 モーセの兄アロンの息子です。祭司となりますが、神の儀式を軽んじ、神の火によってシナイの荒野で焼き殺されました(レビ記10章1〜2節)。

アヒカム

 紀元前609〜597年に統治したエホヤキム王に殺されそうになった預言者エレミヤを助けた人物です(エレミヤ第26章20〜24節)。父はシャパン、息子はゲダリヤです(エレミヤ第29章)。

アヒカル

 アッシリアの王エサルハドン(列王記下19章36〜37節、エズラ4章2節)が統治していた時に、第2の位を授けられて、酒宴や印章の保管係り、会計などを司どる国の財政や国務といった重要な職に任ぜられた人物です。アヒカルはトビトの甥です(トビト1章21〜22節)。

アビヤム(アビヤ)

 紀元前913〜910年の3年間に父レハベアムに代わってユダ王国を統治した王で、母はマアカというダビデの息子アブサロムの娘から生まれました(列王上15章1〜2節)。アビヤムは神の道からはずれましたが、神はタビデの業績ゆえに彼を滅ぼすことをしませんでした。ダビデの町に葬られた後は、息子アサが王となっています(歴代志下13章)。列王記上では「アビヤム」ですが、歴代志下では「アビヤ」と表記され、母の名も列王記上では「マアカ」ですが、歴代志下では「ミカヤ」となっています。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アブサロム

 イスラエルの王タビデと妻マアカの間に生まれた、容姿端麗で国に知られた第3番目の息子です(サムエル下3章3節、14章25〜26節)。アブサロムには3人の息子と娘タマル(サムエル下14章27節)、ソロモンの息子レハベアムと結婚した娘マアカがいました(列王記上第15章9〜10節)。妹タマルを辱めた異母兄弟アムノンを殺して、母親マアカの父タルマイの国であるゲシュルに3年の間そこに逃れましたが(サムエル下13章)、ダビデの家来ヨアブがテコアの女を使って王ダビデに計らったので、エルサレムに2年間住むことができました(サムエル下14章)。

 その後アブサロムは、アヒトペルを軍に入れて結集させてダビデを追い出すことに成功しますが、アブサロムの軍はダビデの軍に敗れています。しかしそのような仕打ちを受けてもダビデはアブサロムが殺されないように、生きて連れてくるよう指示を出していました(サムエル下18章5節)。アブサロムがかしの木に釣り下がってしまった時に、ダビデの願いもむなしく、ヨアブとヨアブの従者10人によって殺されています(サムエル下15章1節〜18章15節)。

アブドン

 旧約聖書に記されている、エロンの後に士師(さばきつかさ)となった人物です。8年間イスラエルを治めました(士師記12章13〜15節)。

油そそがれた者

 ヘブライ語アラム語の「メシヤ」を意味する言葉です。「メシヤ(メシア)」は他にも救世主を意味する言葉であり、ギリシア語「クリストス」から由来しています。イエス・キリストとは、「イエスは救世主」という意味となり、旧約聖書で「油そそがれた者」は後に誕生するイエス・キリストを指したものです(サムエル上第2章1〜10節)。

アブラハム

 旧約聖書中に登場する紀元前1992年頃の有名な預言者、部族長です。カルデヤウル出身で、父テラが130歳の時に生まれており兄弟にナホルハランがいます(創世記11章26節〜第12章4節)。アブラハムとは後につけられた名前で、ヘブライ語で「多くの国民の父」という意味があり(創世17章4〜5節)、最初の名はヘブライ語で「昇栄した父」という意味のアブラムと名のっていました(創世記第11章10〜26節第22章1〜13節)。彼は神と永遠の契約を結んでいて、その契約を通して地上のあらゆる国民が祝福を受けると約束されています(創世12章1〜3節)。彼の妻はサライですがアブラハムと同じように、神によって名を「サラ」とするように言われています(創世17章15節)。サラが死んだ後、アブラハムは新たに妻ケトラを娶ってジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバク、シュワをもうけました(創世記25章1〜3節)。175歳で死んでいます。

 「ハランに移住した(創世11章31〜32節、アブ2章1〜5節)」 「神から召されてカナンへ旅をし、神聖な契約を受けた(創世12章1〜8、アブ2章4節、15〜17節)」 「エジプトに旅をした(創世12章9〜20節、アブラハム2章21〜25節)」 「ヘブロンに住んだ(創世13章18節)」 「ロトを救った(創世14章13〜16節)」 「メルキゼデク(セム)に会った(創世14章18〜20節)」 「什分の一を納めた(創世14章20節)」 「ハガルが息子イシマエルを産んだ(創世16章15〜16節)」 「神はアブラハムとサラに男子を授けると言った(創世17章15〜22節、18章1〜4節)」 「サラが息子イサクを産んだ(創世21章2〜3節)」 「イサクを犠牲として捧げるように命じられた(創世22章1〜18節)」 「サラが死んで葬られた(創世23章1〜2、19節)」 「アブラハムは死んで葬られた(創世25章8〜10節)」 「アブラハムがイサクを捧げようとしたことは、神と独り子イエスの相似であった(真鍮版ヤコブ4章5節)」 「先祖の祝福と神の権能に任じられることを求めた(アブラハム1章1〜4節)」 「カルデヤの偽りの祭司から迫害され、神により助け出された(アブラハム1章5〜20節)」 「太陽と月と星について学んだ(アブラハム3章1〜14節)」 「前世と創造にについて学んだ(アブラハム3章22〜28節)」

アブラハムの書

 エジプトの地下納骨堂から出た、アブラハム自らがエジプトの地においてパピルスに書いた当時の記録です。

アブラム

 アブラハムが神によって改名される前の名前です。ヘブライ語で「昇栄した父」という意味があります(創世記第11章10〜26節、17章4〜5節、第22章1〜13節)。

アベデネゴ

 旧約のダニエル書に登場する人物で、アベデネゴのヘブライ語名はアザリヤです。シャデラクメシャク、アベデネゴの3人のイスラエルの若者は、ダニエルと共にバビロンの王ネブカデネザルの宮廷に召されています。この3人の若者は、王の食事を拒み(ダニエル1章8節)、王の作った像をも拝まなかったので燃え盛る炉の中に投げ込まれましたが、自分たちの信仰と神が遣わした御使いによって守られています(ダニエル3章1〜18節)。

アベル

 旧約聖書に登場する人物で、最初の人アダムと母エバから生まれています。兄カインによって殺されました(創世記第4章2節4章4〜8節モーセ5章16〜31節)。

アマジヤ

 紀元前796〜767年の29年間に父ヨアシに代わって25歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王で、母エホヤダンから生まれました。アマジヤは父ヨアシのように神に従いましたが、イスラエルの王ヨアシとの戦いで敗れ、王宮の財宝や多くの人質をサマリヤに持ち去られています。後に神に背いたためエルサレムで徒党を組んだ者たちによって殺され、タビデの町に葬られて息子アザリヤ(ウジヤ)が王となりました(列王下14章1〜22節、歴代志下25章)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アマレクびと

 死海の北東地域の荒野に住んでいた砂漠の民です。度々イスラエルの穀物や家畜などを略奪しました(士師記第6章1〜6節)。

アムラム

 旧約聖書中の人物で、アロンモーセの父です。アムラムの父はコハテ、祖父はヤコブ(イスラエル)の子レビで、妻は父コハテの妹ヨケベデとなっています。137歳まで生きました(出エジプト6章16〜20節)。

アモス書

アモリ人

 古代のカナンの地に住んでいた民族です。ノアの息子ハム系統に属する民族で、ハムの息子カナンから出ています(創世記第10章、歴代志上1章8〜13節)。(出エジプト第23章20〜31節、申命記第7章1〜5節、エゼキエル第16章44〜52節

アモン

 紀元前642〜640年の2年間に父マナセに代わって22歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王です。母の名はメシュレメテといい、アモンは父マナセの道に従って神に背きました(列王下21章19〜22節、歴代志下33章21〜3節)。父マナセと同じくウザの園に葬られた後は息子ヨシヤが王となっています(列王下21章26節、歴代志下33章25節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

アラム

旧約聖書中の人物で、ノアの次男セムの5男です。

アラム語

 古代オリエントのシリアパレスチナの東方で話された、セム語族に属する言語です。ヘブライ語と共に相互にきわめて近い諸言語の総称となっており、フェニキア文字からギリシア文字、アラム文字へと発展していきました。イエス・キリストもアラム語で語ったという説もあって、今日もわずかながら話されています。アラム文字は、紀元前7世紀頃から用いられ、セム語族の文字の基となったと考えられています。古代ペルシア帝国では外交語として使用されていました(エズラ第4章7節

アララテ山

 トルコ共和国東端、イランとアルメニア共和国の国境付近にある標高5156mの火山です。ノアの箱舟が山頂に漂着したとされる山々として有名です(創世記8章4節)。

アリスタルコ

新約聖書に登場する人物で、パウロが逮捕された時に一緒に牢獄に入れられています(コロサイ4章10節)。

アルタシャスタ1世

 紀元前465〜424年頃に預言者ネヘミヤが仕えていたペルシャの王です。王はネヘミヤがエルサレムの再建を願ったときそれを許して、騎兵を伴なわせて護衛をさせています(ネヘミヤ2章1〜11節)。王の治世第7年の5月1日にエズラたちがエルサレム帰還しました(エズラ7章7〜9節、エズラ序文)。

アルパクサデ

旧約聖書中の人物で、ノアの次男セムの3男です。彼の子はシラです。

アレッポ写本

 エルサレムのヘブライ大学が企画している新校訂本『エルサレム聖書(Jerusalem Bible)』の底本となっている写本です。「口語訳」、「新共同訳」聖書の底本であるレニングラードB19a写本(1008年)より古く、同じマソラ学派の代表的家系ベン・アシェル家に属する写本で、930年頃に、アロン・ベン・アシェル(Aaron ben Ascher)によってエルサレムまたはティベリアスで書写されたと信じられています。これは14世紀以来、シリアのアレッポのユダヤ人会堂(シナゴーグ)に保存されていましたが、1948年にエルサレムのヘブライ大学に移されています。何回ものポグロム(ユダヤ人に対する組織的な略奪・虐殺などの破壊的行為)により、最初の五書の部分はわずか10ページを残してほとんど失われています。

アロン

 旧約聖書中の人物で、アムラムとヨケベテの息子、モーセの3歳年上の兄で(出7章7節)レビの部族です(出6章16〜20節)。他に女予言者と言われた姉ミリアムがいます(出エジプト15章20節)。モーセを助けてイスラエルの子らをエジプトから導き出すように、またモーセの代弁者となるように神から召されています(出4章10〜16、27〜31、5章1〜12、51節)。モーセはシナイ山で、アロンとその4人の息子を神の権能(アロン神権)に任ずることについて指示を受けました(出28章1〜4節)。アロンは民の求めに応じて、その時の天体現象を見て天にしるしに似せて金の子牛を造ってしまうという罪を犯しました(出32章1〜6、21、24、35節)。123歳まで生き長らえ、神の命によってホル山に登って死にました(民数20章22〜29節、33章38〜39節)。

安息日

 神が人に与えた休日の一つです。キリスト教は日曜日、ユダヤ教は土曜日、イスラム教は金曜日が安息日となっています。(聖書における祝いと祈り

アンデレ

 新約聖書中の人物、シモン・ペテロの兄弟で父ヨナから生まれました。アンデレという名は、男らしいという意味を持つ名前です。イエス・キリストが地上で務めを果たしていた時に召された12使徒の1人です。(マタイ4章18〜19節、マルコ1章16〜18節、ルカ6章13〜16節)。はりつけにされて殺されたと言われています。

アンナ

 新約聖書中の人物、アセル族の女預言者で、イエス・キリストの降誕の時には彼女は寡婦でした。アンナは神殿に連れられて来たまだ幼子のイエスを見て、贖い主であると認めています(ルカ2章36〜38節)。

アントニアの塔

 石造りの塔で、神宛の北西の一画に接しています。ヘロデ大王によって増築されており、マルコス・アントニウスにちなんで命名されました。ここに駐留していたローマ軍兵士は、エルサレムへ勝利の入城をするイエスを目にしていました。そして、イエスの行動の中に、エルサレムを支配するというローマの権利に対して幾らかでも脅威を感じていれば、その凱旋行進を急襲して壊滅させていたことでしょう。イエスは後に、ここにあるローマ総督官邸でピラトと対面しました。(創世記第22章14節

アンモン、アンモン人

 アブラハムの甥ロトの2人の娘たちのうち、妹が産んだ子供の一人であるベニアンミが祖先となっている人々です。姉の産んだ子の名はモアブと言って、「モアブ人」の祖先となっています創世記19章36〜38節。モアブ人と、アンモン人はイスラエルと絶えず争いを繰り返してきました。邪悪な神モレク(ミルコム)を礼拝し、その邪悪な行いによって戦いが起きることを預言者エレミヤによって告げられています(エレミヤ49章1〜6節)。






聖書注解「い」



イエス・キリスト

 新旧約聖書の教えの根幹を成す人物として、またはとして影響を与えた世界中に知られる偉大な存在です。キリスト(ギリシャ語)とメシア(ヘブライ語)はともに「油注がれた者」という意味があり、イエス・キリストは霊における神の長子であり(ヘブル1章6節)、肉における神の独り子です(ヨハネ1章14節、3章16節)。イエスはマリヤの子としてベツレヘムで生まれ罪のない生活をし、またそれゆえに血を流し、十字架上で命を捧げることによって全人類の罪を完全に贖っています(マタイ2章1節)。その後イエスは、死者の中からよみがえり、それに伴なって義人は復活できるようになりました(マタイ27章52節)。すべての裁きが終われば全人類は復活して新しい肉体を得ることができるようになっています。

 また御子イエスは、世界が創造される前にその召しに予任されており、父である神の指導の下に、地球と地上の万物を創造しています(ヨハネ1章3節、14節、へブル1章1〜2節、1コリント8章6節、コロサイ1章15〜20節、モーセ1章31〜33節)。このHPではイエス・キリストを、旧約聖書の神「エホバ」であるとする説を支持しています(出エジプト記3章14節、イザヤ書第44章6節、ヨハネ第8章56〜59節、使徒行伝第4章12節、ヨハネの黙示録第1章8節第22章13節旧約聖書の神は誰か)。

 イエスは自分の罪を悔い改めて神の戒めに従う人は、イエスの贖罪と復活を通して、永遠にイエス自身と御父とともに住むことができると教えました。キリストの波乱に満ちたその生涯は、全ての人に正しく生きることがいかに大切であるかを教える完全な模範と言えます。祈りや祝福など、全ての儀式はキリストの名によって行わなければならず、それは主の主、王の王、創造主、救い主、全地の神と書かれてあるのがその理由となっています。キリストが福千年の間地上を統治するために、力と栄光とを持って再び戻って来ることを「再臨」と呼んでおり、また「裁きの日」とも言われています。

イサク

 旧約聖書に記されている紀元前1882年頃の族長で、アブラハムが100歳、母サラは90歳のときに生まれました(創世記15章4〜6節、17章15〜21節、21章1〜8節)。イサクという名前は「彼は喜ぶ」という意味があり、父アブラハムが進んでイサクを神にささげたことは、神と神の独り子の予型となっています(創世記第22章1〜13節)。母サラが死んだ後、アブラハムは新たに妻ケトラを娶ってジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバク、シュワがイサクの兄弟となっています(創世記25章1〜3節)。父アブラハムの兄弟ナホルの孫リベカと40歳のときに結婚して(創世記24章15〜67節)、60歳で双子エサウヤコブをもうけて(創世記25章25〜26節)、ヤコブに祝福を与えました(27章)。180歳で死んでいます(創世記35章28節)。

イザヤ

イシボセテ

 旧約聖書の人物サウルの息子で、40歳のときにサウル軍の長アブネルによってイスラエルの王となり、2年間統治しました(サムエル下8〜11節)。兄弟にはダビデを支持したヨナタンがいます。

イシマエル

 旧約聖書中の人物で、「神は聞かれる」という意味があるイシマエルと名付けられた、アブラハムハガルの子供です。ハガルはエジプト人であり、アブラハムの妻の1人である「サラ」のつかえめです(創世記16章11〜16節)。神はアブラハムとハガルに、イシマエルは大いなる国民の父祖になると約束しています(創世記21章8〜21節)。しかし契約は、イシマエルとではなくイサクとの間に立てられていますが(創世記17章19〜21節、ガラテヤ4章22〜5章1節)、神はイシマエルに多くの子孫を得させるとの祝福を与えています。父アブラハムが死んだときはイサクと一緒にマクペラのほら穴に埋葬しました。聖書中には彼の12人の息子の系図が載っており(創世記25章12〜16節)、137歳まで生き長らえています(同17節)。

 イサクの息子エサウはイシマエルの娘であるマハラテを妻にしています。イシマエルの12人の息子は、長子ネバヨテ、ケダル、アデビエル、ミブサム、ミシマ、ドマ、マッサ、ハダテ、テマ、エトル、ネフシ、ケデマとなっています。神の約束どおり、イシマエルの子らは多くの部族の先祖となり、それが地名として残されています。

イスラエル

 1948年イギリスの旧委任統治領パレスチナの大部分を領域に、世界中に分散したユダヤ人の統一をめざしてイスラエル国として独立した、西アジアの地中海東岸にある共和国です。首都エルサレムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地となっています。しかしこの国は「イスラエル」とは命名されていますが、神によって建国されたのではなく、一部の国を超えた特権階級が行う策謀の一環として設立されました。それ故キリスト再臨前には、その特権階級の内部抗争と敵対勢力とが戦いあう恐ろしい土地として黙示録に記されています。

 旧約聖書には、イサクの子でありアブラハムの孫であるヤコブに、神がイスラエルという名を与えたことが記されています(創世記32章28節、35章10節)。このイスラエルと言う名は、ヤコブやその子孫に対して、またその子孫がかつて旧約の時代に築いた王国に対して用いられています(サムエル記上1章24節、23章3節)。彼らはモーセによってエジプトの奴隷の状態から導き出された後(出エジプト3〜14章)、300年以上にわたって士師によって治められていて、サウル王から始まりソロモン王の死による統治を受けました。ソロモンの死に際して、10の部族がレハベアムに背いてサマリヤを首都とする別の国を作っています。

 イスラエル王国の分裂後、数において勝っていた北の諸部族は「イスラエル北王国」として名を継承していますが、一方の王国はユダ南王国と呼ばれており、今日ではカナンの地もイスラエルと呼ばれています。別の意味で、イスラエルはキリストを心から信じる者を指しています(ローマ10章1節、11章7節、ガラテヤ6章16節、エペソ2章12節)。(創世記第10章

イスラエルの集合

 一般に言われているのは、イサクの息子ヤコブイスラエル)が受け継ぎの地から散らされた後に、再び受け継ぎの地に集合することです。実際のイスラエルの集合とは、キリストの再臨に先立ってキリストが組織する教会に人々を集めることを言います。前述の集合は民族が決められた感じを受けますが、その違いは、人種や国籍を越えた全世界の人々に対してキリストの教会に人々を集めることです。キリストの教会に入った人は民族に関係なくすべて真のイスラエル人となります。

 「主は旗をあげて招き、彼らは走って来る(イザヤ5章26節)」 「わたしは大いなるあわれみをもってあなたを集める(イザヤ54章7節)」 「イスラエルとユダは彼らの地に集められる(エレミヤ30章3節)」 「主はイスラエルの家の者を、その散らされたもろもろの民の中から集められる(エゼキエル28章25節)」 「それは、時の満ちるに及んで実現されるご計画にほかならない。それによって、神は天にあるもの地にあるものを、ことごとく、キリストにあって一つに帰せしめようとされたのである(エペソ1章10節)」。

イスラエルの12部族

 ヤコブが生んだ12人の息子の内レビを除いた11人、ルベンシメオンユダゼブルンイッサカルガドアセルダンナフタリベニヤミンヨセフの2人の息子マナセエフライムが、イスラエルの12部族の祖先となっています。このHPに記してある「イスラエルの部族」や「イスラエルの人々」、「イスラエルの民」とは、ヤコブの息子たちで形成する部族の集まりや、他国人でもイスラエルを信じる人々のことをいいます。

イゼベル

 旧約聖書中の人物で、フェニキア出身の邪悪な女であり、エリヤが預言者であったときのイスラエルの王アハブの妻です(列王上16章30〜31節)。イゼベルとアハブの結婚は、他のいかなる出来事にも増して、イスラエル北王国の衰亡の大きな原因となっています。イゼベルは母国フェニキアからイスラエルに、エホバ礼拝に代えて最も邪悪と言われる偶像崇拝の様式を持ち込んでいます(列王上18章13,19節)。

イッサカル
 旧約聖書中の人物で、ヤコブレアの子で9番目にあたります(創世記30章17〜18節、35章23節、46章13節)。イッサカルの子孫はイスラエルの十二部族の一つとなっています。


イッサカルの部族
 ヤコブがイッサカルに授けた祝福は、創世記49章14〜15節に記録されています。カナンに定住した後に、この部族はエスドラエロン平原を含むパレスチナで最も肥沃な土地を与えられていて、イッサカルの領域には、カルメル、ドタン、メギド(ハルメギド)、ギルボア、エズレル、タボル、ナザレ(ヨシュア記19章17〜23節)など、ユダヤ人の歴史の中で重要な場所が幾つかあります。

命の木

 エデンの園とパラダイスにある木です(創世記2章9節、黙示録2章7節、22章2節)。アダムエバによる堕落の前はこの木に近づくことができましたが、現在は回る炎のつるぎに守られていて近づくことができないと言われています(創世記3章24節)。

命の書

 人の思いと行いをまとめにしたもので、人生の記録と言われます。聖典は、忠実な人について記録が残されているとも教えており、その書には忠実な人々の名前と、彼らの義にかなった行いが記されています。またこの書とは別に覚えの書というものもあります。

 主は罪を犯した者を主の書から消し去られる(出エジプト記32章33節)。勝利を得る者は、その名をいのちの書から消されない(黙示録3章5節)。もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった(黙示録20章12節)。

イブザン

 旧約聖書に記されている、エフタの後に士師(さばきつかさ)となったベツレヘムの地出身の人物です。7年間イスラエルを治めました(士師記12章8〜10節)。イブザンの後はエロンが士師となっています。

イラデ

 創世記に記されているカインの2代目の子孫です。後にレメクたちの陰謀をアダムの子孫らに知らせたため、レメクに殺されています。(創世記第4章17〜22節、モーセ5章47〜51節

インマヌエル

 イエス・キリストの呼び名の一つで、「神われらとともにいます」という意味のヘブライ語からでた言葉です。この名は神の救いのしるしとして与えられた呼称であり(イザヤ7章14節)、新約のマタイは、インマヌエルに関するイザヤの言葉はイエスの降誕の予言であると、明確な指摘をしています(マタイ1章18〜25節)。この呼び名は真鍮版にも登場しています(2ニーファイ17章14節)。

 イエス・キリストの代名詞で使用される言葉です。旧約聖書ではイスラエルの牧者や守護者としてこの言葉が使われています(申命記第32章15〜18、30〜31節)。イエスは、使徒ペテロに岩を意味する「ケパ」という名を付けています(ヨハネ1章40〜42節)。






聖書用語「う」



失われた聖文

 聖書中に文書名が記されていても、現在入手することができなくなっている書のことです(サムエル上第10章25節)。

ウジヤ(アザリヤ)

 紀元前792〜740年の52年間に父アマジヤに代わって16歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王で、母エコリアから生まれました(列王下14章21節、歴代志下26章1〜4節)。父アマジヤに従って神の道に歩んで多くの祝福を受けますが、後年になって高ぶりから神に撃たれてらい病人となり、息子ヨタムが国を治めました(歴代志下26章)。列王記下では「アザリヤ」、歴代志下では「ウジヤ」と表記が違っています。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

ウズ

旧約聖書中の人物で、ノアの次男セムの6男です。

占い師

古代から占いはよくないものとして、これに頼ることをイスラエルの人々に禁じています。

ウリエル

 旧約聖書外典第2(第4)エズラ書に記されている天使です。旧約聖書のエズラとの問答が記述されています(外典第2エズラ4章1〜5章13節、7章1〜9章25節、10章28〜59節)。

ウリムとトンミム

 人が啓示を受けたり翻訳したりするのを助ける目的で神が備えた道具で、旧約聖書からその存在が語られています(出エジプト28章30節)。この語の意味はヘブライ語で「光と完全」を意味しており、銀のつるにはめられた2つの石から成っています。また胸当て(エポデ)とともに使われることもありました。新約聖書においては黙示録に、ウリムとトンミムと思われる表記があります(黙示録2章17節)。

ウリヤ(シマヤの子)

 紀元前609〜597年に統治したエホヤキム王の時代に、エレミヤの他に預言していた人物です。邪悪な王たちに警告を与えた故に命を狙われ、エジプトに逃げますが捕らえられてエホヤキム王に殺されました(エレミヤ第26章20〜24節)。

ウリヤ(ヘテ人)

 ウリヤの妻バテシバ欲しさに、タビデ王によって間接的に殺された人物です。

ウル

 旧約聖書中の地名で、カルデヤのウルはアブラハムが初めに住んでいた場所です(創世記11章27〜28節、31節、15章7節、ネヘミヤ9章7節アブラハム2章14節)。イラクのユーフラテス川下流に位置した古代バビロニアの都市で、ウル第3王朝時代(紀元前2113〜2006頃)に全バビロニアを支配しています。20世紀になってから、王墓や住居跡が発掘され、当時はウルの近くに海岸線がありました。






聖書用語「え」



疫病

 聖書の歴史にはライ病などが有名な病名として挙げられています。

エクロン

 ペリシテ人(パレスチナ)にある町の一つです。この町ではバアル・ゼブブという邪教を礼拝していました(列王記下第1章3節)。

エコニヤ

 エレミヤ書に記されているユダの王エホヤキンの別の名です(エレミヤ24章1節、第22章24〜30節)。

エサウ

 旧約聖書中の人物で、アブラハムの息子イサクとその妻リベカの間にできた長男で、双子として産まれたヤコブの兄です。彼らは産まれたときから対抗的な関係にありました(創世記25章19〜26節)。それゆえエサウの子孫であるエドム人とヤコブの子孫であるイスラエル人は、互いに張り合う民となります(創世記25章23節)。エサウは長子の特権を、わずかの食事のためにヤコブに売ってしまいました(創世記25章30〜34節)。彼はヘテ人ベエリの娘ユデテとエロンの娘バスマテとを妻に娶り、これゆえに両親とって心の痛みとなっています(創世記26章34節)。確執のある兄弟でしたが、後に和解しました(創世記33章)。

エサルハドン

 アッシリアの王セナケリブが息子アデランメレクシャレゼルによって首都ニネベで殺された後に、父セナケリブに代わって統治した王です(列王記下19章36〜37節、トビト1章21節)。紀元前681〜668年頃の間統治していたと考えられており、歴代の王たちと同様に、イスラエルの人々をアッシリアの地に捕囚しています(エズラ4章2節)。トビトの甥アヒカルは、エサルハドンに国の財政や国務を司どらせる第2の位を任ぜられました(トビト1章21〜22節)。エサルハドンの後はアッシュールバニパルが王となっています。行方知れずの部族

エジプタス

 ノアの息子ハムの妻と娘の名前で、この名はカルデヤ語で「エジプト」、すなわち「禁じられたもの」という意味を持ちます。現在のアフリカ大陸にあるエジプトの語源となっており、息子の名をパロ(ファラオ)といいます。(創世記第10章アブラハム1章23〜25節)

エジプト

 地中海南部に接したアフリカ大陸北東部に古代からある国です。エジプトの多くは砂漠の不毛の地で、ほとんどの住民はナイル川河口から900キロにわたって渓谷沿いに住んでいます。古代のエジプトは豊かに繁栄してしており、灌漑用水路、堅固な要塞都市や、特にピラミッドと呼ばれる墓や神殿などの王家の記念建築物に代表される壮大な公共建築物は、現在でも世界の驚嘆としてその姿をとどめています。一時期エジプトでは、聖書に見られるような族長制度を模倣した政体が取られており、最初の政府はハムエジプタスの息子「パロ」によって建てられました。それゆえにエジプトで王となった者は皆「ファラオ(パロ)」という称号が付けられるようになっています(アブラハム1章21〜27節)。(創世記第10章

 「アブラムヨセフはエジプトへ導かれ、家族を飢饉から救った(創世記12章10節、37章28節)。」 「ヨセフはエジプトに売られた(創世記45章4〜5節)。」 「ヤコブはエジプトへ導かれた(創世記46章1〜7節)。」 「モーセイスラエルの子をエジプトから導き出した(出エジプト3章7〜10節、13章14節、へブル人11章27節、モーセ1章25〜26節)。」 「エジプトは悪を象徴した(エゼキエル29章14〜15節、ホセア9章3〜7節、アブラハム1章6節、8章11〜12節、23節)。」 「幼な子とその母を連れて、エジプトに逃げなさい(マタイ2章13節、ホセア11章1節)。」

エジプト文字

 古代エジプトの象形文字で、紀元前3100年頃に作られた世界最古の文字です。表意文字、表音文字と漢字の偏にあたる文字からなり、約3000字あります。

エシュア

 ハガイ1章12節に記されている大祭司ヨシュアと同一人物であると考えられています(エズラ2章1〜2節)。ペルシャクロス王(クロス2世)治世の時に許しを受けて、ゼルバベルとともにエルサレムに帰還し、神殿の建設に当たりました(エズラ第2章1〜2節第4章23〜24節、第6章14〜15節)。

エシュルン

 ヘブライ語で「正しい」または「神の目から見て正しい」という意味を持つ言葉です。イスラエルの部族を指していう場合があります(申命記第32章14〜15節)。

エステル記

エズラ記

エゼキエル書

エチオピア

 アフリカ東北部、紅海に面し、紀元前からアクスム王国が成立しており、聖書中にも記されているナイル川上流の国です。ユダの王アサの治世第10年頃にエチオピア人ゼラが攻めてきましたが、アサの祈りに答えた神がエチオピア人を打ち破っています(歴代志下14章9〜15節、列王記上第15章18〜22節)。紀元前900年頃にナイル川中域で「クシュ(クシ)王国」が誕生していることから、アサ王の統治年の紀元前911〜869年から考えると、この時のエチオピアはクシュ王国である可能性があります。列王記下19章9節には、ユダの王ヒゼキヤの治世にエチオピアの王テルハカが、アッシリアと戦うために上って来たと記されています。

 20世紀になってイタリアに一時併合されますが1942年に独立を回復、1962年にはエリトリアと合邦し、1975年に帝政が廃止されました。現在は、アジスアベバを首都とするエチオピア連邦民主共和国となっています。アビシニアとはエチオピアの別の呼び名です。(エレミヤ13章23節)

エッサイ

 旧約聖書中の人物で、タビデ王の父です。また、キリストユダ王国のすべての王の先祖となっています。ルツの息子オベデはエッサイの父であり(ルツ4章17、22節)、ユダに至るまでのエッサイの先祖が述べられています(歴代史上2章5〜12節、マタイ1章5〜6節))。

エッサイの株

イザヤ書第11章1節に記されている、イスラエル集合させるために力を与えられる種族のことです。

エテロ

 出エジプト記に記されている祭司で、ミデアンの地の有力者です。アブラハムの妻の1人ケトラが産んだ息子「ミデヤン」がエテロの先祖であり、リウエルとはエテロの父になります(創世記25章1〜4節、出エジプト第2章18節)。彼はエジプトから逃れてきたモーセを迎え入れました。別の名をホハブと呼ばれています(民数記10章29節)。モーセは後に、エテロの娘チッポラを妻としています(出エジプト3章1節4章18節、18章1〜2節)。エテロは、モーセに委任について教えており(出エジプト18章13〜27節)、またモーセはメルキゼデクより伝わる神の知識と儀式に関する権能をエテロより授けられています

エデン

 人類の最初の両親であるアダムエバの住んでいた所で(創世2章8〜3章24節、4章16節、モーセ4章、アブラハム5章)、エデンの中の東の方に園がありました。アダムエバは、善悪を知る木の実を食べて死すべき存在となった後、エデンを追われています(モーセ4章29節)。近代の啓示は、エデンの園に関する記述を確認し、さらにエデンの園は大陸が分かれた後の、現在北アメリカ大陸と呼ばれる地にあったという重要な知識を提供しています。

エドム

 イサクの双子の兄弟エサウが、空腹のために欲しがった「赤いもの」にちなんで付けられた「赤い」という意味の、エサウの子孫の名です(創世記25章30節)。「イドマヤ」と呼ばれることもあります。後にユダ王国のとなりに、死海の南端近くから紅海のアカバ湾にかけての土地を所有する国家となるほど人が増えました。ユダの王ヨシャパテの治世時はユダ王国の属国であったので、モアブが背いた時にイスラエルの王ヨラムとともにモアブと戦うために兵を送っています(列王記下第3章4〜10節)。預言者オバデヤによって滅亡を告げられています。

エトル

イシマエルの12人の息子の中のひとりです。

エノク(ヤレドの息子)

 旧約聖書に登場する人物で、シオンの町の民を導いた預言者です。彼はアダムから数えて7代目の族長であり、父はヤレドで、息子はメトセラです(創世5章18〜24節、ルカ3章37節)。エノクは神と共に歩んだので365歳の時に天に上げられました。(黙示録6章1〜2節)。

エノク(カインの息子)

カインの息子の1人で、カインが作った町の名に息子にちなんで「エノク」と名付けていました。エノクの息子はイラデです。

エノス

 旧約聖書に出てくる人物で、アダムの息子であるセツの息子です。このエノスの時代に人々は神の名を呼び始めています(創世4章25〜26節)。エノスは90歳でカイナンを生んで905歳で死んでいます(創世5章9〜11節)。

エパフラス

新約聖書、コロサイ人への手紙に登場する人物で、パウロと共に行動しました。

エパフロデト

新約聖書、ピリピ人への手紙に登場する人物です。

エバ

 旧約聖書に登場するこの地上で最初に生を受けた女性です(創世2章21〜25節、3章6〜7節、3章20節)。この名前はヘブライ語で「命」を意味し、エバが地上で最初の母親であったことを示唆しています(モーセ4章26節)。彼女と最初の人アダムは、全人類の永遠の進歩を可能にするという彼らの務めを果たしたことに対して、ともに永遠の栄光を受けると言われています。

エバル山

 預言者モーセが、イスラエルに対する祝福とのろいを象徴するために指名した、カナンの中央部にある山です。祝福の象徴はゲリジム山に、のろいの象徴はエバル山に指名されました。古代の町シケム、現在のナブルスはエバル山とゲリジム山の間にあります(申命記第11章29節)。ヨシュアがアイの町を攻め取った後に、自然石の祭壇を築いて酬恩祭を備えた山です(ヨシュア第8章)。

エヒウ(先見者)

 旧約の列王記上に登場する預言者です(16章1節)。彼は邪悪なイスラエルの王バアシャに、その邪悪な行いゆえに神が怒っていることを告げました。バアシャ王は24年間イスラエルを統治しています。父は先見者ハナニです(列王上16章1、6節、歴代志下16章7節)

エヒウ(イスラエル)

 紀元前841〜814年の24年間に、ラモテ・ギレアデでヨラムに代わって預言者エリシャによって油そそがれたイスラエル王国の王です(列王下9章1〜13節)。神によってアハブの邪悪な行いと邪神バアルを一掃する器とされましたが、イスラエルの道をはずしたヤラベアムの道に従って、べテルダンにある金の子牛を崇拝することはやめませんでした(列王下10章)。サマリヤに葬られた後、息子エホアハズが王となっています。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

エビルメロダク

 旧約聖書に登場するバビロンの王で、イスラエルの民を捕囚したネブカデネザル王の次に即位した人物です。ユダの王エホヤキンが捕らえられてから37年経って王になりました(列王記下25章27節、エレミヤ52章31〜34節、ダニエル6章28節)。(バビロニアとユダ征服

エブスびと

 古代のカナンの地に住んでいた民族です。ノアの息子ハム系統に属する民族で、ハムの息子カナンから出ています(創世記第10章、歴代志上1章8〜13節)。(出エジプト第23章20〜31節、申命記第7章1〜5節

エフタ

 旧約聖書に記されている、ペリシテ人とアンモン人(士師記10章6〜16節)を倒した士師(さばきつかさ)です。6年間イスラエルを治めました(士師記11章1〜12章7節)。エフタの後はイブザンが士師となっています。

エフライム

 旧約聖書中の人物で、ヤコブの息子ヨセフとアセナテの2番目の息子です(創世記41章50〜52節、46章20節)。エフライムはそれまでの習わしに反して、長男のマナセに代って長子の特権の祝福を受けています(創世記48章17〜20節)。その結果エフライムの部族の先祖となりました。

エフライムの部族

 エフライムはイスラエルにおける長子の特権を与えられています(歴上5章1〜2節、エレミヤ31章9節)。終わりの時における彼らの特権と責任は、神の権能を受けて世の人々に回復された福音の教を伝えて、散乱したイスラエルを集めるために旗を掲げることです(イザヤ第11章1節、11章12〜13節)。エフライムの子らは、終わりの時に北の地から戻る人々に栄光を冠として授けると言われています。

エペソ人への手紙

エホアハズ(イスラエル)

 紀元前814〜798年の17年間に父エヒウに代わってサマリヤイスラエルを統治した王です(列王下13章1節)。エホアハズはヤラベアムの悪い道に従ったので神の怒りを買い、シリアの王たちに絶えず攻撃されるようになり、そこでエホアハズは神に願って助けてもらいますが、再びヤラベアムの罪に戻ったのでエホアハズは栄えませんでした。サマリヤに葬られた後、息子ヨアシが王となっています(列王下13章9節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

エホアハズ(ユダ)

 紀元前609年に3ヶ月の間父ヨシヤに代わって23歳の時エルサレムユダ王国を統治した王で、母ハムタルから生まれました。エホアハズは神に背き、エジプトの王パロ・ネコによってエジプトにあるハマテの地リブラに引いて行かれました(列王下23章31〜33節、歴代志下36章1〜4節)。パロ・ネコはエホアハズの兄弟エリアキムの名をエホヤキムと改めて、エホアハズに代わって王とし、エジプトに引かれて行ったエホアハズはそこで死んでいます(列王下23章34節、歴代志下36章4節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

エホデ

 旧約聖書に記されている、モアブの王エグロン(士師記3章12節)を倒したベニヤミン族出身の士師(さばきつかさ)です。80年間イスラエルを治めました(士師記3章15〜30節)。エホデの次はシャムガルが士師となっています。

エホバ(ヤハウェ

 「エホバ」とは、ヘブライ語の「YHWH」に母音を付けた名前で「YeHoWaH」と記します。本来「YHWH」に子音を付けた形は「YaHWeH」であって、「YeHoWaH」は誤読であるとする説の方が有力のようです。この名はイスラエルの神の契約名または固有名で、「わたしは有る」という意味です(出エジプト記3章14節、イザヤ書第44章6節、ヨハネ第8章56〜59節、ヨハネの黙示録第1章8節第22章13節旧約聖書の神は誰か)。このHPでは、エホバとは肉体を受ける前のイエス・キリストであり、ヨセフマリアの子として地上に来ている(マタイ1章24〜25節、ルカ2章4〜7節)という説を支持しています。旧約聖書に出てくる「主」という言葉は通常ではエホバないしヤハウェを指しています。

エホヤキン(コニヤ、エコニヤ)

 紀元前597年に3ヶ月と10日の間父エリアキムに代わって18歳(歴代志下では8歳)のときにエルサレムユダ王国を統治した王です。母の名はネホシタといい、父の道に従って神に背きました(列王下24章8〜9節、歴代志下36章9節)。バビロンの王ネブカデネザルによって多くの民が連れ去られ、エホヤキンはバビロンに連れられユダ王国には貧しい者が残っています(列王下24章10〜16節)。捕囚された人の中には預言者エゼキエルがいました。ネブカデネザルはエホヤキンを連れ去った後、エホヤキンの父ヨシアの兄弟マッタニヤを王として、名をゼデキヤと改めさせています(列王下24章17節、歴代志下36章10節)。エホヤキンが捕らえ移されて37年の後、バビロンの王エビルメロダクの治世になってから獄屋から出されて、王の前で食事を共にするようになりました(列王下25章27〜30節、エレミヤ52章31〜34節)。

 幾つかの呼び名があり、コニヤ(エレミヤ第22章24〜30節)、エコニヤ(エステル2章6節、エレミヤ24章1節)と記されています。(エズラ2章1〜2節イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

エラ

 紀元前886〜885の2年間に父バアシャに代わってイスラエルを統治した王です。家来のジムリの謀反によって殺されて王位を奪われました(列王上16章8〜10節)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

エラム

 旧約聖書中の人物で、ノアの次男セムの長男です(創世記第10章。エラムの町は後にペルシアの領土となっています。首都スサ(ダニエル8章2節、ネヘミヤ1章2節)

エリ

 旧約の預言者サムエルが仕えたシロ神殿で裁きをしていた祭司です(サムエル上1章3節、第1章9節)。子供の生まれなかったエルカナの妻ハンナは、生まれた子をナジル人として神に捧げるという約束をした後にエリによって祝福されて、サムエルが誕生しました(サムエル上第1章4〜5節第1章6〜7節〜20節)。ホフニとピネハスという邪悪な2人の息子の死を聞き、神殿から落ちて死んでいます(サムエル上第1章9節)。

エレミヤ

エリアキム(エホヤキム)

 紀元前609〜597年の11年間に兄弟エホアハズに代わって25歳のときにエルサレムユダ王国を統治した王で、エジプトの王パロ・ネコによってエリアキムからエホヤキムへと名を変えられて王とされています。父はヨシヤ王、母の名はゼビダといい、エホヤキムは神に背きました(列王下23章34〜37節、歴代志下36章1〜5節)。エホヤキム王の時代に、バビロニアの王ネブカデネザルが上って来たので隷属し3年の後に背きますが、先祖マナセの悪業ゆえに預言者の言葉通りとなって、カルデヤ人、シリア人、モアブ人、アンモン人の略奪隊に攻撃されています(列王下24章1〜5節)。死んだ後は息子エホヤキンが王となりました(列王下24章6節、歴代志下)。(イスラエル王国とユダ王国の統治者ユダ王国歴代統治者

エリアシブ

 旧約聖書ネヘミヤ記に登場する大祭司で、バビロン捕囚から解放されてエルサレムを再建するのに活躍した人物です(ネヘミヤ3章1節)。縁組したトビヤと共に悪事をしたので堕落し、ネヘミヤの怒りをかいました(ネヘミヤ13章4〜9節)。息子にはヨイアダがいます(ネヘミヤ13章28〜31節)。

エリアダ

 旧約の人物で、ソロモン王の時代に敵対していたダマスコの王レゾンの父です。(列王記上11章23節)

エリコ

 ヨルダン渓谷の城塞都市で、海面下約250mの低い位置にあります。ここは、イスラエル人が約束の地に初めて足を踏み入れたときに川を渡った場所の近くにありました(ヨシュア2章1〜3節、3章16節、16章)。イスラエル人は神の奇跡によってエリコで戦い(ヨシュア6章1〜20節)、ヨシュアはエリコにのろいをおいています(ヨシュア6章21節、列王上16章34節)。またここはベニヤミンの領地の中にあって(ヨシュア18章11〜12、21節)、キリストはエルサレムへの最後の旅の時にエリコを訪れています(マルコ10章46節、ルカ18章35節、19章1節)。

エリシャ

 旧約聖書中の人物で、イスラエルの北王国預言者です。北王国の王たちに顧問として信頼されていました。エリシャは燃えるような熱意の師エリヤとは違って、温和で優しい人物でした。よく知られているエリシャの奇跡は(列王下2〜5章、8章)、彼がエリヤの後を継いで預言者となったときに、師エリヤの力を受けたことを証明しています(列王下2章9〜12節)。エリシャの奇跡としては、悪い水を清めたことや(列王下2章19〜22節)、ヨルダン川の水を分けたこと、やもめの油を増やしたこと、子供を生き返らせたこと(列王記下第4章18〜44節)、ライ病人を癒したこと、斧を水面に浮かばせたこと、シリア(スリヤ)人の目をくらませたことがあります(列王下2〜6章)。

 エリシャの働きは、ヨラムエヒウエホアハズヨアシの治世にわたり、50年以上続いています。

エリシャ(ヤワンの子)

旧約聖書中の人物、ヤペテの子ヤワンの長男です(創世記第10章歴代上1章5節)。

エリパズ

 旧約聖書ヨブ記に記されている、ヨブのテマン人の友人です(ヨブ2章11節)。

エリメレク

旧約聖書ルツ記に登場する人物、義人ナオミの夫です。マロンとキリオンの2人の息子がいましたがモアブの地で死んでいます(ルツ記1章1〜5節)。

エリヤ

 旧約聖書に登場するテシベ人の預言者で(列王下1章8節)、イスラエルの北王国で務めを果たしていました(列王記上17章〜列王記下2章)。彼は神に対して大きな信仰を持っていたので、多くの奇跡を起した人物として知られています。3年半にわたって雨を降らせないようにして飢饉を起し(列王上17章1節)、死んだ少年を生き返らせたり、天から火を呼び寄せました(列王記上17〜18章)。現在のユダヤ教の人々は、マラキが預言したようにエリヤが戻ってくるのを、今も待ち望んでおり(マラキ4章5節)、過越しの祭のときには玄関を開け放って一つの席を空けて、いつ来るとも知れないエリヤを客として招いています。聖書に記されている「エリヤ」はヘブライ語を正しく訳さなかった誤訳であるとも言われています。またエリヤは「先駆者」としての称号の意味があります。

 新約聖書の時代となってから、エリヤは変貌の山でモーセと共に現れてイエスに会い、おそらくその後ペテロヤコブヨハネにエリヤの保持している神の権能を授けたました(マタイ17章3節)。エリヤが来たということは、エリヤの後にエリヤの持っていた神の権能を授かった人がいなかったため、旧約聖書の時代ではメルキゼデクの権能を持つ最後の預言者ということになります。弟子にはエリシャがいますが、エリヤが誰から油を注がれたのかについての記述はありません。直接神から聖任された可能性もあります。また、マラキの予言を成就するために、彼は近代にも現れてペテロたちに行った神の権能の回復を行いました。これはマラキ書4章5〜6節に述べられているように、キリストの再臨への備えとしてのものです。

 エリヤの持っていた力とは、結び固める力であって、これにより地上でつながれたり解かれたりすることは、天においても同様のことが行われます(マタイ16章19節)。現在ではこの権能は、持つのにふさわしい人々に与えられており、聖者と死者のための救いの儀式を執行するために使われています。

エルカナ

 旧約聖書に記されている預言者サムエルの父です。エフライムの地ラマに住んでいたレビ人の子孫で(サムエル上第1章1節、19節)、ハンナとペニンナという2人の妻がいました。ハンナからサムエルが生まれ、誓約した通りにサムエルをナジル人として神にささげています(サムエル上第1章11節第1章20節)。

エルサレム

 現在のイスラエルにある、聖書の歴史の中で最も重要な都市です。エルサレムにはキリスト教徒やユダヤ教徒、イスラム教徒が最も神聖視している場所が幾つかあり、多くの信心深い人々が定期的に訪れ、「聖なる都」とも呼ばれます。エルサレムと呼ばれる前は「サレム」と呼ばれており(創世記第14章18節、詩篇76篇2節)、ダビデに攻め取られるまでエルサレムはエブス人の町でした(ヨシュア10章1節、15章8節、サムエル下5章6〜7節)。海抜800mのこの場所は、山中のとりでとしての機能果たし、北側を除く全面が深い谷で囲まれています。ダビデ王はエルサレムでの治世の間木製の宮廷に住んでいましたが、息子ソロモン王の治世になって民衆は王宮や神殿の建設をはじめとして、エルサレムを美しい都とするために多くのことをおこないました。

 イスラエル北王国ユダ南王国に分裂した後も、エルサレムは引き続きユダ王国の都として存続し、しばしば周辺の国から侵略される危機に遭っています(列王上14章25節、列王下14章13節、16章5節、18〜19章、24章10節、25章)。ヒゼキヤの時代にエルサレムは宗教の中心地となりましたが、紀元前320年、168年、65年に町の一部が破壊されています。その後ヘロデが城壁と神殿を再建していますが、紀元70年にローマ軍によって完全に破壊されてしまいました。

エルバアル

 士師記に登場するギデオンの別名です。神がギデオンに命じて、バアルの祭壇とアシラ像を倒したことから、「バアルに言い争わせよ」という意味の呼び名がつけられました(士師記第6章28〜32節)。

エレアザル

 アロンの四人の息子の内の一人で(民数記3章2節)、後に祭司として活躍しました(民数記20章25〜28節、26章3〜5節、27章21節、31章21〜41節、34章16節)。死んだ後は、息子ピハネスの町にあるギベアに葬られています(ヨシュア24章33節)。

エレミヤ書

エロヒム(Elohim

 ヘブライ語で「」を意味する言葉です。

エロン

イサクの息子エサウに嫁入りした、ヘテ人バスマテの親です。

エロン(イスラエル)

 旧約聖書に記されている、イブザンの後に士師(さばきつかさ)となったゼブルン族出身の人物です。10年間イスラエルを治めました(士師記12章11〜12節)。エロンの後はアブドンが士師ちなっています。






聖書用語「お」



オスナパル

 アッシリアの王アッシュールバニパルアラム語読みです(エズラ第4章10節)。

オテニエル

 旧約聖書に記されている、メソポタミアの王クシャン・リシャタイム(士師記3章8節)を倒したユダ族出身のイスラエルの士師(さばきつかさ)です。40年間イスラエルを治めました(ヨシュア15章13〜19節、士師記1章10〜20節、3章9〜11節)。

オデデ

 紀元前732〜715(734〜717)年頃にユダ王国を統治していたアハズ王の時代に、イスラエルの王ペカによって捕虜にされた20万人を解放した預言者です(歴代志下28章8〜21節)。

オバデヤ書

オベデ

 旧約聖書中の人物で、ボアズとルツの息子、エッサイの父です。エッサイはタビデ王の父です(ルツ4章13〜17節、21〜22節)。

覚えの書

 アダムが最初に書き始めたもので、彼の子孫の行いが記録されてきたと言われています。そのとき以来、預言者や忠実な会員によって作られた同様の記録をも覚えの書とされます。アダムとその子孫は、霊感によって書いた「覚えの書」と、系図を記した「歴代の書」を書き残しました(モーセ6章5、8節)。これらの記録は、最後の裁きを確定する際に用いられると考えられています。

 そして主を恐れる者、およびその名を心に留めている者のために、主の前に一つの覚え書がしるされた(マラキ3章16節)。

オムリ

 紀元前885〜874年、ユダ王国アサ王の治世第11年に反逆者ジムリに代わってイスラエルを12年間統治した王です。テルザでの統治期間は6年で、この時期イスラエルは2つに分裂して、他方はテブニを立てて王としています。彼は銀2タラントでセメルから山を買って「サマリヤ」という町を建ててそこに葬られました。オムリは以前の王たちよりも邪悪な王となり、ヤラベアムの罪をイスラエルに犯させ、神を怒らせています(列王上16章21〜28節)。オムリが死んだ後は息子アハブイスラエルの王となりました。(イスラエル王国とユダ王国の統治者

オリブ山

 エルサレム東方のケデロンの谷の東にある丘で、西側斜面のふもと近くにはゲッセマネの園があって、山頂と東斜面に、ベテパゲとベタニヤがあります。この山は、かつて聖書に述べられている数多くの出来事の舞台となっており(マタイ24章3節)、また将来に起こるキリスト再臨前の様々な出来事の舞台ともなります。(ゼカリヤ14章3〜5節)

オリーブの木

 イスラエルや中東の地域に広く分布している樹木です。聖書の舞台となった地域では、オリーブは重要な農産物となっており、木材にしたり、果実や油を採ったりするために栽培されます。この木はイスラエルの象徴として頻繁に用いられており、聖書の中に出てくる「木」とはこのオリーブの事を示していることが多くあります。

終わりの時(末日)

 現代とも言われ、キリストの再臨直前の時代です。古くは創世記から語られていて(創世記49章1節)、ヨブ記19章25節、イザヤ書2章2節、新約聖書においては2テモテ3章1〜7節、2ペテロ3章3〜7節に表記があります。

女預言者

 神の証を受けて啓示の霊を享受している女性です。しかしながら男性の預言者とは違って、神の権能を持ったり与えられたりというようなことはありませんが、彼女たちの時代では民衆に教えと慰めと導きを与えた崇高な人たちでした。聖書中では5名の女預言者の名前を確認することができますが、全員が善良な女預言者ではないようです。


ミリアム 出エジプト記15章20節
デボラ 士師記4章4節
ホルダ 列王記下22章4節歴代志下34章22節
ノアデア ネヘミヤ記6章14節
アンナ ルカによる福音書2章36節

オン

 ヤコブ(イスラエル)の息子であるヨセフエジプトで宰相の地位にあるとき、エジプトの王パロ(ファラオ)が与えた、妻アセナテの父で、祭司となった人物です。



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