発見された2つの箱船



2つの箱舟


氷河中のカインの箱船 地形となったノアの箱船







 これまでに目撃されてきたアララテ山の箱船の目撃地点を分析していくと、どうしても場所が2ヶ所に分かれてしまいます。ひとつはアララテ山北東40キロ地点のクレバス地帯で、もうひとつはアララテ山の南30キロのアキャイラ連山地帯です。どちらの目撃報告も信憑性が非常に高く、一方は写真や木片などの物的証拠と数多くの目撃報告や、他方は最新の技術による探査結果があって、どう考えても箱船が2隻あったとしか考えられません。しかし旧約聖書の記述では箱船はノアが造った1隻だけのようです。しかし、箱船が2隻ある事実からも、どちらかがノアの箱船であることになります。

 では、どっちがノアの箱船なのかは旧約聖書をよく研究しなければなりません。
 箱船が流れ着いたのは、「アララテ山」ではなく、「アララテの山々」であることが重要です。英語版の聖書では、その個所は「MOUNTAINS OF ARARAT」となっていて、特定の一つの山ではないのです。 また箱船は箱型ではなく、ヘブライ語原典の「タバー=船」を、ギリシャ語に翻訳する際に「キボトス=箱舟」と誤訳した可能性が高いと言われています。これにより、本当の箱船の姿は箱型ではなく、明らかに船の両端が尖った姿をしていたことが、言語学上からも確かなものとなっています。自然界には、水晶などの結晶体以外には左右対称の構造物がない以上、箱船地形のほぼ左右対称地形は普通では存在しない物となります。聖書の記述から推測すると、


アキャイラ連山の箱船地形に眠る巨大な船がノアの箱船で、アララテ山の氷河に埋まっている船はカインの箱船である可能性があります。


 何故カインであるのかと言うと、この時代の主立った人々は大抵「死んだ」ことが書かれてあるのに対して、カインは「死んだ」とは書かれていないからです。ただ、「・・・地上の放浪者・・・」、「カインは主の前を去って・・・」とあるだけです。カインはすでに映像や写真といった目撃の事実があり、また姿や形、大きさ、実際にカインと出合ってしまった人が、カインは非常に流暢な英語を話したなどといった証言からは高度な言語知識を持っており、おそらくは自分でも箱舟を造って大洪水を乗り切って、現在も地上を放浪していると考えることができます

 古代文明であるからと言って、現在の文明よりはるかに劣っていたと考えるのは現代人のおごりであり、ノアの時代には巨大な船はたくさんあったと考えられています。だからノアが巨大な船を建造してもだれも特に不思議がることはありませんでした。重要なのは、人々が笑ったのはノアが大木のある丘の上で箱船を造ったからであり、当時の人々はこんな所まで水が来るわけがないと言って、ノアの言うことを信じなかったということにあります。








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