金星



現在の金星 金星表面の観察 地殻活動 不可思議な自転
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現在の黙示録



2004/ 5/ 2  概略表追加




メノラーというのはNASAがつけたコードネームで、聖書に出てくる燭台の名前からとっています。


現在の金星


太陽からの平均距離 1億820万km
太陽からの最大距離 1億890万km
太陽からの最小距離 1億750万km
最大光度 −4等
公転周期 224.07日 (0.6125年)
軌道傾斜角 3.395度
自転周期 243日 (西への逆回転)
赤道半径 6052km (地球の0.95倍)
赤道傾斜角 177.4度 (南北逆転)
質量 4.87×1024kg (地球の0.82倍)
平均密度 5240kg/m
太陽熱輻射量 1.91 (地球=1)
大気温度 400〜470℃
大気圧 約90気圧 風速3〜8m/S
大気組成 2酸化炭素95%、窒素3〜4%
水蒸気0.1%、1酸化炭素40ppm
アルゴンガス
磁場 ほとんどない
観測機名 1962年8月27日〜63年1月3日 マリナー2号
1967年10月18日 ベネラ4号
1967年10月19日〜11月21日 マリナー5号
1978年12月18日 パイオニア・ビーナス1号、
             パイオニア・ビーナス2号
1983年10月 ベネラ15号、16号 (以前に10号)
1986年2月2〜5日 パイオニア・ビーナス1号
1990年8月15〜9月7日、
1993年5月20日までに3回 マゼラン金星レーダー
                   探査機(MVRMM)

※表は現在までの観測結果


 太陽系第2番惑星である金星は、明けの明星とか宵の明星と呼ばれていて、太陽、月に次いで全天で3番目に明るく、一等星の約100倍もあります。明るさの秘密は金星を覆っている厚い大気にあって、かなりの太陽光線を反射して明るく輝いています。水星はもっと太陽に近いのですが、大気がほとんどないので、金星ほど明るく輝きません。金星は地球の内側を周る惑星で、現在の公転軌道は真円に近く、太陽系の中で偏平率を示す離心率は一番小さいのですが、その軌道は地球の軌道に非常に近くて、火星よりも地球に接近する惑星です。地球に最も近い惑星ゆえに、古来から金星は人々の関心を集めてきました。その妖しいまでに輝く姿に古代の人々は、美の女神ヴィーナスの称号を与えて崇拝の対象としています。

 金星はいったいどんな星なのか、神話の話としてではなく惑星としての金星について本格的な研究が行われるようになったのは、意外なことに今世紀に入ってからのことです。金星の赤道半径は6052`で地球の6378`にかなり近く、体積も地球を1とすると0.88になります。質量も同じく1とすると0.815とこれもかなり地球に近い数値で、太陽系の中の惑星では最も地球と似た天体といえ、地球の双子星といわれるほどです。そのため、もし地球以外に生物がいる星があるとすれば火星か金星だろうと考えられてきました。特に外見が地球そっくりなことから、金星は地球のような環境にあるのではないかと真剣に考えられていたようです。

 1918年、スウェーデンの科学者スバンテ・アウグスト・アレニウスは、金星の厚い雲は地球と同じく水でできていると考えました。厚い雲の下では平均気温が50℃になると計算、地球と同じような海洋が存在して陸地には巨大なシダや植物が群生する大ジャングルが広がっていると推測しまた。この金星温暖説はその当時大きな反響をよんで、金星には知的生命体が存在するのではないかと考えられるようになりますが、この説を最もし積極的に支持したのは、後のUFO研究家たちでした。しかし、金星が地球そっくりな姿をしていてもそれは外見だけのことで、実際の環境が地球とそっくりであるという具体的な証拠はその当時まだありませんでした。

 1922年、アメリカの天文学者チャールズ・セント・ジョンと、セス・B・ニコルソンの2人は、湿った金星説に異論を唱えています。金星の外見は雲のような大気に覆われていますが、地上は非常に乾燥していると言っています。水も酸素も非常に少なく生物も存在しないというのです。それから10年後の1932年、金星の光がスペクトル分析されました。スペクトルとは、光の波の周波数を分解してそれを連続的に並べたもので、虹のようなものだと思えば良いでしょう。物質というのはみな特定の周波数の光線を吸収しており、すべての光が含まれているように見える太陽光でも、スペクトル分析をすると、一部の周波数が極端に少ないことがわかります。

 7色の虹の中に数本だけ細かく色が抜けている部分があって、調べるとそれは水素とヘリウムが吸収する周波数です。この観測の結果が、太陽表面及び表層に水素とヘリウムがあるといえる根拠となっています。同じように、金星の光をスペクトル分析したところ、二酸化炭素が大量に含まれていることが分り、金星の大気の上層部は二酸化炭素でできているということになります。

 1955年、これらの観測結果を受けてアカデミズムは2つの金星のモデルを提示しました。
 ひとつは、二酸化炭素が大量に溶け込んだサイダーのような海洋が存在する金星と、ふたつめは酸素と炭素に水素を加えたアルコールから成っている海がある金星です。なぜこんなにも違う説が出たのかというと、実は金星が分厚い大気で覆われていてその下を直接観測できないからです。かなりの人が誤解しているようですが、いくら技術が進んだとはいっても大気の下の状況まではわかりません。

 表面の物質や状況等から推察するしか手はないのです。例えば木星なども、その内部がどうなってるのかはよくわからず、教科書では金属水素であるなどと、さも見てきたかのように説明していますが、ただの推測でしかありません。木星は探査機による直接の観測の結果、「地殻」が存在することがわかっています。

 火星は地球に比べると非常に寒い惑星です。ということは、太陽にもっと近い金星はかなり暑いのではないのかという見解には多くの科学者や研究者の意見が一致していたようです。太陽からの金星や地球の距離の比率から、金星の受ける太陽光線の量が地球の受ける太陽光線の2倍であると計算されました。そのうち大気の上層部の雲で厄70%が跳ね返されると仮定すると、理論値は雲の温度が−40℃となります。赤外線を使った測定でも、金星の雲層の温度はほぼ同じくらいであることが判明しています。

 最近の電波望遠鏡による観測は可視光線だけでなく、もっと広い周波数の電磁波を解析することによって、次々と新しい事実がわかってきました。そこで注目されたのが金星から放射される「マイクロ波」で、波長3cmの電磁波が観測されています。しかし、計算の結果が320℃と出たものの色々な意見が飛び交い、これを確かめる術は実際に探査船を金星に飛ばさなくてはわからないということになりました。

 1962年8月27日、ついに金星に向かって探査機が打ち上げられ、火星探査でも活躍したマリナー・シリーズの2代目 「マリナー2号」が金星に向かって出発しました。ちなみに1号は打ち上げに失敗しています。2号は打ち上げから109日目の12月14日に金星から約3万4800`の地点を通過して、マイクロ波や赤外線を使って観測を始めました。ですがこの2号はとんでもない発見をすることになります

 金星の表面が灼熱地獄なのかどうかは、ひとえに電離層の存在にかかっており、そこで2号のアンテナは2方向から来る電磁波に向けられ、ひとつは地表から直線的に放射される電磁波と、もうひとつは大気から放射される斜めの方向の電磁波です。この違いは地球からでは遠すぎて観測できません。測定の結果、当初の予想通り、地上からの直線的な電磁波のほうが多いという結果になりました。その温度は400℃もあり、生物どころか鉛すら溶ける灼熱地獄です。

 その後、1967年6月14日に打ち上げられたマリナー5号は、別の装置を使って観測して全く同じデータを送信してきました。これにより、金星の大地は高温であることが決定的となりました。そして1967年10月18日、ソ連の金星探査船ベネラ4号が金星の大気圏に突入して、表面温度を270℃と測定して、続く1969年5月16日にはベネラ5号が金星の夜の部分に降下して表面温度を530℃と観測し、さらに翌日に降下したベネラ6号もやはり400℃という高温を測定しています。

 このように金星が高温なのは、二酸化炭素が原因の「温室効果」によるものです。
 この二酸化炭素が金星にはありあまるほど存在しており、大気中の93〜97%を占めています。この二酸化炭素は可視光線に対しては透明ですが、赤外線に対しては不透明なので、大気中に熱が溜まってしまいこのように高温を維持することになっています。しかし、いつからこのような高温の惑星になったのかは詳しくはまだわかっていません。







金星表面の観察


 金星の温度と大気の状態がわかった後に天文学者の最大の関心は、金星の大地がどうなっているかにありました。
 しかしそのためには、火星探査船のように金星の地上に着陸して、直接観察する必要がありますが、問題がかなりあります。まず、金星の大気には濃硫酸やフルオロ硫酸、濃塩酸が含まれているうえに地上の大気圧が60〜140気圧(水深60〜140mの海底にあたる)という非常に厳しい環境にあります。こんなところに普通の探査船を突入させようものなら、瞬く間に壊れてしまい、実際にも探査機が何度か金星の地上をめざしていますが、地上にたどり着くことなく消息を絶っています。

 1975年10月22日、金星着陸の悲願を達成したのは、ソ連の金星探査機ベネラ9号で軟着陸に成功し、史上初の金星大地のパノラマ写真を送ってきました。そこには直系30〜40cmのほどの岩石が転がっていて、月面に比べて非常に石の数が多いことがわかりました。ソ連金星探査計画の主任である、ボリス・ネポクローノフが「今回の探査結果で、金星が砂漠のようだというアメリカ側の仮説にお別れを言うことができた」と表明しています。さらにソ連地球研究所の、バデイリフスキー教授は「どの岩石も平らで鋭いことから、最近起こった火山噴火や地震などで割れた可能性が非常に強い」というコメントを残しています。

 このほかに、意外と地上が明るいということもわかり、丁度地球における雨の日の明るさほどです。それまで金星は、30`もの分厚い雲層に覆われているために地上は光りも届かない暗黒世界であろうと考えられていましたが、実際は反対でした。ベネラ9号の金星着陸成功に気をよくしたソ連は、1982年3月1日にベネラ13号を送り込み再び着陸に成功しました。着陸した場所は金星のナブカ平原で、その風景を史上初のカラーで撮影して地球に送ってきました。そこには、やや赤みがかった黄色をした金星の大地が広がっていて、分析の結果それは玄武岩質の溶岩が冷えて固まったものであることがわかりました。

 金星探査ではソ連に遅れをとったアメリカは、1978年5月20日、パイオニア・ヴィーナス1号を打ち上げて本格的な金星探査に乗り出しました。同年12月4日に金星の周回軌道に乗った1号は、厚い雲を貫いて地表を遠隔探知レーダーで観測して、金星の全知表の70%を明らかにし、引き続いて1978年8月8日に打ち上げられた、複数探査機宇宙船゜ハイオニア・ヴィーナス2号は同年12月9日に金星に接近し、軌道船と5機の探査機に分離して探査機を金星の大気圏に突入させています。その際に、金星の大気を再び詳細に観測しており、送られてきたデータの解析から、かつての金星には大量の水分が存在した可能性が指摘されました。

 現在の金星は二酸化炭素や硫酸などが大量に存在していますが、水は非常に少ないと見られており、水に関しては極度に乾燥した状態にあります。ところが、金星の火山活動を考えるとほとんど水がないというのは考えにくく、現在はなんらかの理由で水が少なく、かつては水蒸気とともに豊富な水が存在したと考えるのが妥当のようです。ある研究家は、原始的な金星には海があったのではないかと考えています。しかし金星の水の存在に対しては、まだ科学者の多くは慎重な態度をとっていて、どのくらいの水が存在したかについては意見が分かれています。







地殻活動


 1983年10月10日から14日にかけてベネラ15号と16号が相次いで金星に接近して、金星の北緯30度以北の全地域の観測を行って、金星表面の4分の1の地形を明らかにしました。この結果、非常に興味深い事実がわかっています。金星のイシュタル大陸に、大規模な褶曲による山脈の存在を確認し、それは三方からの巨大な山脈から成っていて、標高1万1000mの最高峰マックスウェル山をはじめ、軒並み数千メートル級の山々が並んでいました。褶曲の形から大規模な地殻変動があったことがわかっています。

 ラクシュミ高原に、南から接近してきたイシュタル大陸が衝突して境目が上昇し、マックスウェル山を含む巨大な褶曲山脈ほ形成したものであることがわかりました。言うまでもなくこれは「ブレートテクトニクス」であり、地球と同じように金星の表面もプレートに覆われておりそれが移動しているわけです。同じような地形は南半球のアイノ高原をはさむ、アフロディティ大陸とラダ大陸という2つの大陸付近でも発見されており、しかも地球のアフリカ大陸西岸と南アメリカ大陸東岸の海岸線が一致するように、2つの大陸の縁の線が非常に似ています。実際につなぎ合わせると、ひとつの巨大な大陸になってしまいます。地殻活動とともに火山も活発に活動しています。

 1989年5月4日、スペースシャトル・アトランティスは金星探査機マゼランを放出して、ベネラ15、16号の10倍以上の分解度120mという強力レーダーで金星を観測して、驚くほど鮮明な地表写真の撮影に成功しています。ラビニア地域では、ハワイ諸島のようなホットスポットのような火山が見つかりました。また隕石の衝突跡のクレーターも多数発見されていて、マックスウェル山の山頂付近にあるクレオパトラ・クレーターは、合成開口レーダー観測が行われるまでは、火山の火口と思われていましたが、隕石孔特有の多重リングがあることから隕石クレーターであることが判明しています。

 さらに、イシュタル大陸の北西部フレイア山系の東斜面は、大地が縦横にに張り裂けて、カメの甲羅のようにひび割れていたり、その他の明確なプレートの潜り込み跡が撮影されるに及んで、金星にプレートテクトニクスが働いていることは確定的となっています。その一方でマゼラン金星レーダー探査機(MVRV)は、アルファ地域東部に7個ほどのパンケーキ状の火山性ドームを発見していて、それは一つが直径25`ほどもある巨大ドームで、おそらく金星内部から上昇してきたマグマによって形成されたものと見られており、プリュームテクトニクスであると言われています。

 「プリュームテクトニクス理論」とは構造地質学の最新理論です。
 プリュームには地球内部から上昇するホット・プリュームと、地球内部に下降するコールド・プリュームの2種類があります。ホット・プリュームとは、地球内部から上昇する粘性の低いマントル流で、柱のような形をしていて、コールド・プリュームはマントル内の沈んだプレートの残骸のかたまりのことです。これらの2種類のプリュームの運動によって、地球表面のプレートの動きを含めて、全地球的な現象を説明しようとするのが「プリュームテクトニクス理論」です。このプリュームテクトニクスが金星でも働いていることから、金星内部は地球と非常によく似た構造にあることが推測されています。







不可思議な自転


 これまでの観測の結果、金星の表情は大気から地形に至るまで基本的に説明がつきます。火星ほど謎だらけというわけでもありません。しかし、金星の振る舞いとなると、謎の連続となってしまいます。なかでも天文学者の頭を悩ませていたのは、金星の自転の方向です。いろいろな観測方法を試しましたが、すべて失敗となっています。最終的に金星の自転観測に成功したのがドップラー効果を利用した方法でした。

 サイレンを鳴らした救急車が通り過ぎる時に、来る時と去っていく時では音が変化するのは誰でも知っていると思いますが、来る時は高い音で、去る時は低い音になり、これを「ドップラー効果」といいます。これを金星から放射されるマイクロ波で行ってみるわけです。ようするに、金星の左側と右側のマイクロ波の周波数を比較すると、どちらに自転しているかがわかることになり、測定すると確かにその差が出ました。しかし、そこで判明した結果はあらゆる天文学者の予想を覆すものでした。


金星の自転は他の惑星とは全く違う逆回転でした。


 金星を除く太陽系の惑星は、北極から見た場合すべて反時計回りに回転しており、太陽も同じです。
 ですが、金星だけはまったくの逆で時計回りに回転しています。地球では東から太陽が昇るのが当然ですが、金星では西から太陽が昇ってくる
けです。さらに自転速度も非常にゆっくりしたものであり、1回転するのになんと243日もかかって自転し、金星の公転周期(太陽の周りを回る期間)が、224.7日であることから、金星の日の出は地球計算で言う117日ごとに起こることになります。


自転周期が公転周期よりも長いのは、太陽系の中でも金星だけです。


 この自転の方向は太陽系の形成にもかかわる重要な要素です。
 惑星は自転運動のほかに公転運動も行っていて、太陽の周りを大きく楕円を描いて回転しています。楕円の偏平率にかかわらず、太陽系の全惑星は反時計回りに回転しており、それは金星も同じです。さらに、それぞれの惑星を回っている衛星もまた、みな反時計回りに公転し反時計回りに自転しています。しかし、海王星の衛星のタイタンは逆の時計回りとなっています。

 つまり反時計回りというのは、太陽系の創生ののときに決った回転であるということが言えて、同一の回転方向は渦を巻く銀河系のように、ひとつの大きな回転運動の流れに起因するものとも思われます。そのため、反時計回りの回転は、太陽系の天体の「順行」、時計回りは「逆行」ということになります。太陽系の創生時そのままの状態で、大きな事件が何もなかった場合は、太陽系の惑星はみな反時計回りに自転するはずで、それが時計回りであるということは、過去の金星に何か重大な事件が起こったことを意味しています。これらのことを考えただけでも、金星は自然な状態で生まれてきたということはできないはずです。







神話の中にある金星の真実


 現在の天文学は金星の謎をほとんど無視しています。
 天王星に関しては、何らかの天体が衝突した可能性があると言いながら、その倍ほども地軸が傾いている金星には何の説明もありません。まるでそれはタブーであるかのように、アカデミズムは金星の激変に関しては非常に無関心です。しかしその裏で激変についてはNASAは先刻、承知の事実です。


そのNASAも神話の中から検証していました。


 神話の世界には、必ずと言っていいほど戦いの神なる存在が登場していて、部族同士の戦いが絶えなかった時代には人々は戦いの度に軍神に祈りをささげてきました。そのいい例が火星です。ギリシャ・ローマ神話におけるアレス=マルスように、火星は戦いの軍神であって、その名残は現在の星占いにも見られます。火星は戦いの守護神であり、同時に不吉な星でもありました。

 ところが、古い神話になればなるほど、火星に軍神という性格は薄くなってしまい、ほとんど戦いとは無関係になっている場合があります。古い神話においては戦いの神として人々に恐れられて崇拝されてきたのは金星のほうでした。しかし、現在では金星は愛の女神ヴィーナスというイメージが強く、愛と平和の女神として一般に思われています。ですが、実際は全くの逆ではるか古代においては、


金星は最も荒ぶる軍神、戦いの神として崇拝されています。


 例えば、バビロニア神話のイシュタル、フェニキア神話のアスタルテ、ギリシャ神話のアフロディテなど、みな狂気の側面を持っていて、一度怒ると誰にも手に負えないほど凶暴になってしまう軍神です。中東の地域だけでなく、キプロス島の伝承の「金星キプロス」、ブラジル中部のボロロ人の伝承の「金星・砂蝿」、アメリカ大陸の「金星ケツァルコアトル」など、みんな恐ろしい戦いの神となっています。そこで、何故金星が戦いの神なのかや、人種や場所を越えて何故一様に恐ろしい神であるのかを考え調べていくと、思いがけないことが浮かんできます。


今から4000年ほど前には神話の中に金星の姿がないのです。






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